食後のくつろぎや友人を招いての談笑など、大切な時間を過ごすリビングは落ち着く空間にしたいですよね。
家具やインテリアの工夫でも落ち着いた雰囲気は作れますが、これからマイホームを建てるなら間取り側の工夫も盛り込みましょう。
窓の配置や素材選びなどちょっとしたポイントにこだわれば、家族みんなでリラックスできるリビングになりますよ♪
今回はゆったり落ち着けるリビングをつくるときにこだわるべきポイントと、実際のおしゃれな注文住宅リビング実例を紹介します。
Contents
■リビングは住まいの主役
家族全員が使う共有スペースであるビリングのデザインは、お住まい全体のイメージや満足度に大きく影響します。
上品で落ち着いた雰囲気のリビングなら、家族みんなで余裕のある生活を送ることができます。
しかしマイホームの中で一番広いリビングは、ダイニングキッチンとのつながりや窓の配置など要素が多く、狙ったイメージに仕上げるのはなかなか難しいです。
考えるべきポイントはたくさんありますが、一つずつクリアしてゆったりくつろげる理想のリビングを考えてみましょう。
■おしゃれで落ち着くリビングの作り方
・カラー
内装や建具のカラー選びは、リビングのイメージづくりで重要度が高いポイントです。
レッドやピンクなどビビッドなカラーは避け、ベージュ・ブラウン・ナチュラルウッドなどのカラーを使いましょう。
色の組み合わせについても、メリハリが強いホワイト×ブラックよりホワイト×グレーのように、近い色の方が落ち着いた雰囲気になります。
あまり多くの色を使わず、リビング全体で多くても3色以内で落ち着いた色の組み合わせを考えてみてください。
・素材
落ち着いた雰囲気を狙うなら、リビング内に自然素材を効果的に使うのもおすすめです。
木目を強調したフローリングや建具、畳や障子など和の自然素材をアクセントに使うのも効果的です。
タイルや石材のアクセントウォールも、重厚感と落ち着いた雰囲気を演出できるデザイン。
金属やガラスなど現代的な素材より、昔からある自然素材をメインに使ってみましょう。
・窓の配置
リビングの窓配置で考えるべきなのは、外からの視線と採光面のコントロールです。
リビングに多い大きな掃き出し窓は、外からの視線を感じると落ち着いてくつろげません。お隣との窓位置関係を確認し、間取りで対応が難しければ生垣やフェンスなど外側での視線コントロールも検討してみましょう。
また窓からの直射日光も、暑さやまぶしさでリラックスを妨げる要素になります。カーテン側で遮るだけでなく、窓の高さや庇など間取り側の工夫で日差しをコントロールしてみてください。
【関連コラム】⇒おしゃれな新築は窓にこだわる|窓の選び方や失敗を防ぐコツ
・動線
リビング内の動線に配慮し、人の移動が視界に入らないように工夫するのも落ち着いた空間づくりの基本テクニック。
例えばソファの前を通る動線のリビングだと、テレビを見てくつろいでいるときに家族の移動が目に入って気が散ってしまいます。
リラックスタイムを過ごす場所と視界の方向をシミュレーションし、なるべく動線が目に入らないように工夫してみてください。
【関連コラム】⇒【実例紹介】家事動線に注目した間取り設計とは?|新しい平屋の家づくり
・天井の高さ
リラックスしやすい天井高さには個人差がありますが、複数人で過ごすリビングに関しては高くするのがおすすめ。
プライベートタイムを過ごす書斎などは低い天井が落ち着きますが、リビングだと家族が集まるときゅうくつに感じる方が多いです。
勾配天井や吹き抜けなど天井が高いリビングは、開放感が高まって家族みんなでのびのび過ごしやすいです。
【関連コラム】⇒吹き抜けの間取りで広くておしゃれな注文住宅♪
・照明プラン
リラックスタイムを過ごすことが多い夕方~夜のリビングは、照明プランで落ち着いた雰囲気を演出しましょう。
家事や読み書きをするときの明るいメイン照明と別系統で、少し明るさを落としたリラックス照明モードに切り替えるのがおすすめです。
ダウンライト・スポットライト・ブラケットライト・間接照明など、リビング内に明暗を付ける器具を選ぶと上品な雰囲気に♪
【関連コラム】⇒新築の照明選びをあと回しにしてはいけない理由
・収納&清掃性
整理整頓しやすい収納の確保とお掃除しやすい間取りの工夫も、落ち着く空間づくりにつながります。
家族みんなの多種多様なアイテムが集まるリビングは、収納がないと散らかって落ち着かない雰囲気に…。ただモノを持ち込まないようにするのではなく、必要な場所にジャストサイズの収納を作るとスッキリリビングをキープできます。
お部屋の凹凸を無くし、ホコリが溜まりにくくお掃除しやすい空間にするのも効果的。シンプルな間取りならロボット掃除機も使いやすいので、清潔でリラックスできるリビングをキープしやすいですよ♪
【関連コラム】⇒リビング収納はクローゼットを活用しよう│リビング収納のコツを紹介
・プライベートスペース
複数人で使うリビングはただ広くするだけでなく、それぞれの時間を過ごせるプライベートスペースを作りましょう。
例えばソファと視線が交わらないデスクスペースを作るだけでも、テレビと読書など別のことを落ち着いてこなせます。
畳の小上がり、中二階のデスクなど、同じ空間で床の高さを変えるのもおすすめのプライベートスペースアイデア♪
【関連コラム】⇒小上がりのあるリビングはおしゃれで機能的?小上がりのメリットを紹介
・断熱性を確保
マイホームの断熱性能も落ち着く空間づくりには欠かせない要素です。
断熱性が低いとエアコンや暖房の効きが悪く、暑さ寒さの影響が強い窓の近くなどは居心地が悪くなります。室温をキープするために冷暖房も強くなり、空気の乾燥や二酸化炭素の充満も快適性の低下を招きます。
断熱サッシや性能の高い断熱材など、しっかり保温層で包まれた快適性の高いリビングを作りましょう。
【関連コラム】⇒東京でも高気密・高断熱の家を建た方が良いワケ
・静かな空間づくり
図面や3Dパースでは分からない音を切り離し、静かなリビング環境を作ることも大切です。
- ・洗面所の洗濯機や乾燥機の音
- ・キッチンの食器洗い乾燥機の音
- ・幹線道路の車の音
上記のような生活音や環境音があると、静かにくつろぐことができません。音が出る場所とリビングを離したり、ペアガラスや二重窓で外の音を遮断したり、静かで落ち着く環境を作りましょう。
■落ち着くリビングのある注文住宅実例
・ナチュラル系
和モダンテイストの小上がりリビング
ブラウンとベージュの同系色でまとめた和モダンリビングには、デザイン・利便性ともに優れる畳小上がりを設置。
クッション性がある畳はキッズスペースになるだけでなく、食後のリラックスタイムにもピッタリ♪
【実例詳細】⇒モデルハウスのアイデアに独自の個性をプラス。 将来を見据えた総タイル貼り「和モダンの家」。|立川市
中庭に面したナチュラルリビング
ベージュ&木目の定番ナチュラルモダンリビングは、視線が気にならない中庭に面しているのがこだわりポイント。
コの字型の中庭はたっぷりの自然光をリビングに届けてくれ、天気が良い日はアウトドアリビングとしても活躍してくれます♪
・モダン系
モノトーンを落ち着く雰囲気にアレンジ
スタイリッシュなイメージが多いモノトーンカラーを、グレー×ホワイト中心にすることで柔らかい雰囲気に調整。
カッコよさと落ち着いた雰囲気のバランスが取れた、飽きの来ないリビングデザインです。
大きな吹き抜けから入るたっぷりの自然光で、いつまでも動きたくなくなりそうなリラックス空間になりました。
【実例詳細】⇒ホワイト×グレーでスタイリッシュかつあたたかみのある住まい
小上がり&中二階のプライベートスペース
リビングに隣接する畳の小上がりと中二階のデスクスペースで、同じ空間内でも程よい距離感で過ごせる空間に。
それぞれの視線が交わらないため、お互いの存在を感じながらもそれぞれの趣味やリラックスタイムを楽しめます♪
【実例詳細】⇒空間を意識した、自然光降り注ぐ開放感のある住まい
■まとめ
家族みんなで理想のリラックスタイムを過ごせるリビングは、マイホームの満足度を大きくアップしてくれます♪
新築時に間取りやデザインの工夫をすることでリビングの魅力がグッとアップしますので、ぜひマイホームづくりに取り入れてみてください。
今回ご紹介した以外にもたくさんの注文住宅施工事例を掲載していますので、こちらもチェックしてみてくださいね♪
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