注文住宅の間取りを考えるのはなかなか大変ですが、中でも悩む方が多いのがリビング。
床面積が大きなリビングは意外と間取りが難しく、仕上がりが住まい全体の満足度に大きく影響します。
今回は暮らしやすい新築リビングを作るコツやポイントを解説し、おしゃれな注文住宅の間取り実例も写真付きで掲載します。
Contents
■新築リビングは難しい!
家族のだんらん・食事・来客対応などさまざまな用途を持つリビングは、意外と設計が難しく失敗例も少なくありません。
- ・日当たりが悪くて暗い
- ・窓からの目線が気になってくつろげない
- ・来客時に通りにくい
- ・収納が足りず物がゴチャゴチャ
住まいの主役となるリビングが失敗してしまうと、マイホーム全体の満足度も下がってしまいます。
リビングはデザイン性・暮らしやすさを両立させ、どんなシーンでもおしゃれ&快適に過ごせる間取りを目指しましょう。
■暮らしやすいリビングを作るポイント
まずは新築リビングでしっかり考えるべきポイントを一つずつチェックしていきましょう。
・レイアウト
リビングのレイアウトはさまざまですが、大きく3つのパターンに分類できます。
・縦型:奥行きを強調して開放感のあるリビングを作りやすい。動線が長くなるので配膳効率が悪くなるケースが多い。
・正方形:ダイニング・キッチンとの距離が近くなり、効率的な家事動線を描きやすい。家具レイアウトが難しい場合がある。
・L字型:ダイニング・キッチン・リビングをゾーニングしやすく、生活感を切り離してくつろぎ空間を作りやすい。反面それぞれの空間が孤立しやすく、圧迫感が出てしまうこともある。
リビングレイアウトにはそれぞれ一長一短があり、ライフスタイルに合わせて選ぶことが大切です。
例えば小さなお子さんがいるなら、対面キッチンからリビングを見守りやすい縦型レイアウトが便利です。来客が多いご家庭の場合は、L字型を選ぶと落ち着きのある応接スペースを作りやすいでしょう。
絶対の正解はありませんので、新しい暮らしをしっかりシミュレーションしてレイアウトを考えてみてください。
・開放感
快適なリビング空間を作るには、開放感を演出して実際の床面積以上の広さを与えることも大切です。
- ・視線が抜ける位置に窓を配置する
- ・吹抜けなど天井高をアップする
- ・リビング階段で次の間取りとつなげる
- ・膨張色を使う
上記のような間取りアイデアを活用すると、リビングの床面積を増やさなくてもひろびろとした印象をプラスできます。
窓の位置やサイズを調整するだけなら、コストを抑えて開放感をアップできますよね♪
【関連コラム】天井の高い家でのびのびおうち時間♪東京・神奈川の注文住宅実例
・収納
暮らしやすくおしゃれなリビングづくりには、使いやすい収納も欠かせません。
リビングに収納がないと床面にモノが散らかってしまい、実際の床面積より狭く見えてしまいます。
市販の収納キャビネットを置くとお部屋に凹凸ができてしまい、ホコリやダニの原因にもなるので造り付け収納を十分用意しましょう。
リビングクロークや棚のほかに、小上がりやスキップフロアで床下収納を生み出すテクニックもあります。
【関連コラム】⇒リビング収納はクローゼットを活用しよう│リビング収納のコツを紹介
・動線
住まいの中心となるリビングは、効率の良い動線でほかのお部屋とつなげてあげるとグッと暮らしやすくなります。
例えばリビングから洗面所へのショートカットがあると、一度廊下に出る手間が省けて家事効率がアップします。
リビングから直接二階に行けるリビングイン階段も、動線効率が良くなる間取りアイデアの一つ。
LDK内の動線効率も考えつつ、お住まい全体でのつながりもシミュレーションしてみましょう。
・プライベートスペース
家族が集まるコミュニケーションリビングを作るには、同じ空間で自分の時間を過ごせるプライベートスペースが必要です。
どんなに広いリビングでも、座る場所がソファしかなかったら家族みんなでは過ごせません。
テレビを見る人、本を読む人、家事をする人、それぞれのことに集中できるプライベートスペースを用意しましょう。
畳の小上がりや中二階など高さを変えてゾーニングすると、同じ空間でも一人の集中スペースになります。
ソファと目線が交わらない場所にデスクを設けるだけでも、意外と快適なスペースになりますよ♪
・照明
リビングではパソコン・タブレットで調べ物をしたり、まったり映画を見たり、シーンに合わせた照明プランを考えることも大切です。
読み書きや調べ物をするときは、太陽の明るさに近い昼白色などで十分な明るさを確保しましょう。
音楽や映画鑑賞、家族とのだんらんを楽しむときは、温かみのある電球色がピッタリ♪ダウンライトやスポットライトを使って、空間に明暗をつけるのも効果的です。
リビングはシーンに応じて適切なライティングを選べるよう、別系統の照明配置を組んでおくのがおすすめです。
【関連コラム】⇒新築の照明選びをあと回しにしてはいけない理由|東京のおしゃれなライティング実例
・家具やコンセントの配置
新築リビングの後悔で意外と多いのが、引っ越しで家具を並べたときにしっくりこないパターンです。
ソファやテレビボードを並べたい場所に窓や扉があったり、ちょうどよい場所にコンセントがなかったり。細かい部分は実際に暮らしてみないとわからないものです。
リビングの間取りを考える際は、必ず家具・家電の配置までシミュレーションして後悔を防ぎましょう。
テレビやWifiルーターなどの常設家電のほか、電気ストーブや扇風機など季節家電の置き場も考えてみてください。
■おしゃれな注文住宅リビング実例
実例①:開放感アップの工夫
ダウンリビングと吹き抜けで開放的に、空間のつながりを意識した住まい
一段下がったダウンリビングと吹抜け+階段の間取りで、実際の床面積以上の広さを演出しています。
階段下はリビング収納にするなど、デザインだけでなく実用面もバッチリ♪
実例②:勾配+梁見せ天井
中庭から光がふりそそぐスタイリッシュモダン2世帯住宅|立川市
屋根形状を活かした勾配天井のリビングにして、おしゃれなデザイン性と開放感をプラス。
隣接する畳の小上がりは、ロールスクリーンでプライベートスペースにもなる便利な間取りアイデアです。
実例③:中庭とつながる明るいリビング
コの字型の中庭を中心にLDKを配置し、すみずみまで自然光が届く明るいマイホームになりました♪
ウッドデッキでリビングとつながる中庭は、気持ちの良いアウトドアリビングとしても活用可能。
市街地が多い東京をはじめ、住宅街でもマネしやすい間取りアイデアです。
実例④:モノトーンコーディネート
グレー&ホワイトのモノトーンカラーで、現代的なイメージのかっこいいLDKに。
大きな開放感の吹抜けリビングは、いつまでも居たくなる気持ちよさです。
実例⑤:ビンテージスタイルの縦長リビング
シンプルな縦長リビングを、木目とインテリアのコーディネートで海外風のおしゃれな間取りに仕上げました。
スケルトンデザインのリビング階段は、効率の良い動線を描きつつおしゃれなアクセントとして活躍♪
袖壁がないので光を遮らず、圧迫感も軽減しています。
■まとめ:リビングにこだわって理想のマイホームを♪
お家時間が増えている現代は、リビングの間取り・デザインにこだわる意味も大きいです。
おしゃれで暮らしやすいリビングを作って、理想のライフスタイルを実現してみませんか?
今回ご紹介した以外にもたくさんの施工事例を公開していますので、お時間のある時にこちらもどうぞ。
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住まいづくりの初めの一歩として、お気軽にご活用ください。
ハウスクエア横浜店