テレビや雑誌に出てくるような高い天井のリビングにあこがれたことはありませんか?
通常より高い吹き抜けや勾配天井の開放的な間取りは、お住まいの魅力を高め、快適な暮らしをサポートしてくれます。
今回は天井が高い注文住宅の実例を見ながら、メリット・デメリットと対策をセットで解説します。
■高い天井による大きな開放感♪
美術館や大きなデパートのホールなど、高い天井の建物はいつまでも居たくなるような気持ち良い開放感がありますよね。
戸建て住宅も同じように、一般的な2400mmの天井より高いお部屋は、入った瞬間の開放感が大きくアップします♪
普段天井を意識してみることはあまりありませんが、さりげなく視界に入っているので位置が変わるとかなり印象も変化します。
特に床面積が広いリビングは、天井高を上げると開放感アップ効果も大きいです♪
天井高アップは実際の床面積より広く見せることができるテクニックなので、居心地の良いリビングを目指すならぜひ取り入れてみてください。
■天井の高い注文住宅実例
さっそく実際に高い天井デザインの注文住宅実例をチェックしてみましょう。
実例①:明るく開放的な吹き抜けリビング
住まいの主役であるリビング部分を吹き抜けにし、高い開放感を与えた過ごしやすい間取りです。
キッチン部分は通常の天井高にすることで自然にゾーニングし、生活感なく仕上がりました。
吹き抜けに露出する「火打ち」もおしゃれなアクセントとなり、シーリングファンで冷暖房効率対策もばっちり♪
【実例詳細】⇒お互いのプライバシーを大切に、こだわりあふれる二世帯住宅
実例②:勾配天井で開放的&おしゃれに
二階が乗っていないリビングの屋根形状を活かし、勾配天井の開放的な間取りに。
建物を支える大きな梁もそのまま見せ、空間を引き締めるアクセントにしています。
【実例詳細】⇒中庭から光がふりそそぐスタイリッシュモダン2世帯住宅|立川市
実例③:吹き抜け+クライミングウォールの遊び心
吹き抜けをそのままで終わらせず、楽しく体を動かせるクライミングウォールにした遊び心たっぷりの間取りアイデア♪
吊り下げ式のハンモックはお子さんの遊び場、テレビを見る場所など多目的に活躍してくれます。
クライミングウォールは壁面を使うだけなので、以外と床面積を消費しないのがメリット。
色とりどりのホールド石は、見た目でも楽しませてくれます。
【実例詳細】⇒高い断熱性と防音性の構造を最大活用。 家族のたくさんの希望を叶えたお家。|立川市
実例④:リビングを見下ろす渡り廊下
全体を吹き抜けにした開放感たっぷりのリビングに、デザイン・利便性ともに優れる渡り廊下を組み合わせました。
リビングを見下ろせる廊下は上下階でコミュニケーションを取りやすく、何気ない移動の瞬間もワクワクさせてくれます♪
【実例詳細】⇒吹き抜けとパティオで、建物隅々まで明るく暖かい住まいに。|八王子市
実例⑤:自然光たっぷりの明るいダイニングキッチン
勾配天井と天窓を組み合わせ、たっぷり自然光が入る気持ち良いダイニングキッチンに仕上げました。
暗くなりがちなキッチンにもしっかり光が届き、お料理タイムも楽しくこなせそう♪
サークル型の高窓からも自然光が入り、お部屋のおしゃれなアクセントにもなっています。
【実例詳細】⇒ファミリーライブラリーを設けた家族時間も意識したライフスタイル。|立川市
■天井を高くするメリット
・部屋が広く見える
同じ床面積でも天井が高い方が、広く見えて開放感のあるお部屋に仕上がります。
ほかのお部屋との兼ね合いで床面積が厳しいときも、広々としたお部屋をつくれるのは大きなメリットといえるでしょう。
ソファやキッチンから見える場所を吹き抜けにするなど、視線が抜けるように工夫するとさらに開放感アップが期待できます。
天井全体を高くしたり部分的に折り上げ天井にしたり、いろいろなパターンで広く見えるお部屋を考えてみましょう。
・明るい部屋を作りやすい
吹き抜けや勾配天井は高い位置に窓をつくれるため、明るいお部屋に仕上げやすいのも大きなメリットの一つです。
高窓(ハイサイドライト)は周囲の建物の影響を受けにくく、壁に反射してお部屋中に自然光を届けてくれます。
勾配天井の場合は、より採光性能の高い天窓(トップライト)を使えるのもgood♪
・強めのアクセントを採り入れやすい
ビビッドなアクセントウォールや石材・タイルといった印象の強いアクセントも、高い天井のお部屋なら圧迫感なく採り入れやすいです。
ダークカラーなどのアクセントは間取りによっては圧迫感が出やすいですが、天井高アップした広い空間なら自然に馴染んでくれます。
高級感のある雰囲気や建材が好みの方は、高い天井との組み合わせを積極的に検討してみましょう。
■天井を高くするデメリットと対策
・冷暖房効率が悪くなる
天井が高くなると空気の体積が増えるため、必然的に冷暖房効率は悪化します。
窓の面積も増えるので外気の影響を受けやすくなり、冷房・暖房ともに室温を維持するためのパワーが必要になります。
暖かい空気がお部屋の上部にたまり、フロア部分は寒さを感じるケースも多いです。
【対策①】⇒高気密・高断熱で建てる
天井が高いお部屋をつくる場合は、建物の気密性・断熱性を高めて対策しましょう。
天井・壁・床面をすき間なく断熱層で包めば、外気の影響を受けにくくなるため少ないパワーで室温をキープできます。
断熱性の高いサッシを使うのはもちろん、断熱材の種類や工法などもチェックしてみて下さい。
【関連コラム】⇒東京でも高気密・高断熱の家を建た方が良いワケ
【対策②】⇒シーリングファンを使う
冬の暖房効率対策としては、天井にシーリングファンを使うのも効果的です。
シーリングファンはお部屋の空気をかき混ぜて均一にしてくれるので、暖かい空気が天井に溜まるのを防げます。
暖房のスイッチを入れてから全体が暖まるまでのスピード改善も期待できます♪
デザイン的にお部屋のアクセントにもなりますので、おしゃれなリビングと組み合わせるのもおすすめです。
・音が響きやすい
天井が高いと音が反響してテレビやオーディオが聞きとりにくくなったり、二階の部屋に響いたりすることがあります。
吹き抜けのリビングだと話し声がやまびこのように反響するケースもあり、暮らし始めてビックリする方も少なくないようです。
【対策】⇒壁仕上げやインテリアで工夫する
高い天井の反響問題については、内装仕上げとインテリアの工夫で対策しましょう。
一般的なビニールクロスより細かい穴の開いた珪藻土やしっくい仕上げの方が吸音性は高く、音が響きにくくなります。
インテリア側の対策としては、音楽室などにも使われる吸音カーテンを選ぶのが効果的。
後から対策できるので、暮らし始めてうるさいと感じたらカーテンを変えてみるのもおすすめです。
・メンテナンスコストが増える
高い吹き抜けの間取りはクロス張替えの際に足場が必要になるケースもあり、将来のメンテナンスコストが増加するのもデメリット。
壁の面積が増えるので、材料費と工事費も通常のお部屋よりかかります。
【対策】⇒耐久性の高い素材を使う
メンテンナンスコストが気になる場合、高耐久性で長く使える素材を選ぶのが良いでしょう。
一般的なビニールクロスは10~15年が張り替え時期ですが、珪藻土やしっくいはメンテンナンス時期を伸ばすことができます。
足場が必要になる吹き抜け部分だけ高耐久の素材を使い、通常の一階部分はビニールクロスでコストを抑えるのも良いですね。
■まとめ:天井高アップで開放的なマイホームづくり♪
高い天井による開放感のある間取りづくりは、おうち時間が増えている現代の暮らしにピッタリです。
テレワークや子育てなど自宅で過ごす時間が長い方は、ぜひ高い天井の間取りアイデアを採り入れてみてください。
ここでご紹介した以外にもたくさんの施工事例を掲載していますので、こちらも参考にどうぞ。
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