マイホームづくりの中でも悩む方が多い外観づくり。外側は誰からも見える部分ですから、やはりおしゃれに仕上げたいですよね。
今回は注文住宅の外観でよくある後悔と対策をセットで覚えて、理想のデザインをつくれるようになりましょう。
首都圏のおしゃれなマイホーム外観実例も写真付きで紹介しますので、好みのデザイン探しにもどうぞ。
Contents
■注文住宅の外観は難しい・・・
とても残念なことですが、注文住宅を建てた先輩たちの中には、外観デザインで後悔してしまった方が少なくありません。
洋服や自動車のように実物をチェックできないマイホームは、どうしても打ち合わせ時のイメージと実物のズレが生じてしまうのが難しいポイント。
しかしちょっとしたコツや工夫を抑えて取り組むことで、外観づくりの失敗や後悔のリスクを軽減することができます。
今回はどのテイストの外観にも当てはまる基本的な取り組み方や対策を解説しますので、一つずつ実践して理想の外観を作りましょう♪
■注文住宅外観でよくある後悔と対策
・色がイメージと違う
実物をチェックできない注文住宅は、色のイメージ違いによる後悔の声がとても多いです。
色は大きな面積になると明度と彩度が強調される「面積効果」という特性があり、小さなサンプルで見たときと印象が大きく変わります。
【対策】⇒大きいサンプルで確認
面積効果によるイメージ違いを防ぐには、なるべく大きなカラーサンプルで確認するのが効果的な対策です。
数センチ四方のサンプルではなく、A4サイズなどの大きなサンプルを取り寄せてチェックしましょう。
室内の蛍光灯だけでチェックするのではなく、実際に外に出て太陽光にかざしてみることも大切です。
凹凸による影や反射による見え方もチェックすることで、イメージの精度を高めることができます。
・なんとなくおしゃれに見えない
気に入った外壁・屋根を一つずつ選んでいったのに、いざ完成したらなんとなくパッとしないのもよくある後悔パターン。
「とりあえず」でいろいろ決めていくと、全体のバランスが崩れてイマイチになるケースが多いです。
【対策①】⇒色の数とバランスの法則を採り入れる
パッとしない外観になるのを回避するため、基本的な色の使い方をおぼえておきましょう。
色の数は3色以内に抑え、ベースカラー・アソートカラー・アクセントカラーの順に6:3:1の割合で使うのが基本法則です。
色のバランスは状況によって変動しますが、主役と引き立て役をハッキリ意識するとパッとしない印象を避けやすいです。
ツートンカラーの場合もどちらの色を主役にするのか考えてみましょう。
【対策②】⇒窓の配置でおしゃれに魅せる
外観に大きく影響する窓の配置にこだわるのも、パッとしない外観回避に効果的な対策の一つです。
引き違い窓は間延びした印象になりやすいので、滑り出しのスリット窓などを使って引き締めるのがおすすめ。
縦横スリットやスクエアなど、形状や配置でかなりイメージが変わるので、いろいろなパターンを試してみてください。
・汚れが目立って汚い
ホワイトや原色系の明るいカラーはコケや雨だれ汚れが目立ちやすく、建てて数年で後悔するケースが多いです。
また畑や学校のグラウンドなど土埃が多い場所では、ブラックやブラウンなどのダークカラーも汚れが目立ちやすいです。
【対策①】⇒汚れが目立ちにくいカラーを選ぶ
汚れ目立ちによる後悔は、色のチョイスで対策するのが効果的です。
真っ白の外壁はちょっとした汚れも目立ちますが、少しだけグレーやイエローを混ぜたオフホワイトにするとかなり軽減できます。
ホワイトに見える外壁も近くでよく見てみると薄いグレーやベージュが使われていることも多いので、デザイン上の問題もあまりありません。
ダークカラーも同様に、何段階か薄めの色を選んであげると汚れが目立ちにくくなります。
【対策②】⇒汚れに強い外壁材を選ぶ
デザイン上どうしてもはっきりした白や黒を使いたいときは、防汚機能が付いた外壁材を使うのも一つの手です。
例えば親水機能を持った外壁材は、雨が降ったときに汚れを洗い流してくれる効果が期待できます。
・数年後飽きてしまった
ビビッドなカラーや派手なアクセントを盛り込むと、毎日眺めているうちに飽きてしまうという体験談が多いです。
家づくりの時はワクワク感もありつい派手なデザインを選んでしまい、完成後落ち着いて見てみたら後悔するケースもあるようです。
【対策】⇒シンプルな定番デザインを選ぶ
注文住宅の外観は建てた直後だけ考えるのではなく、長く暮らすことを考えてなるべく定番のシンプルなデザインに仕上げましょう。
無地のシンプルな洋服は何年経っても着まわせるのと同じで、シンプルな外観も流行に左右されずいつまでも素敵に見えるものです。
色々なデザインを盛り込みたくなる気持ちをグッとこらえ、ちょっと物足りないくらいに抑えると上品な外観に仕上がります。
■おしゃれなマイホーム外観実例
実例①:延床面積 :126.56㎡(38.28坪)
ブラックの外壁とウッドアクセントの組みあわせで、都会にマッチするスタイリッシュモダンの外観に仕上げました。
片流れを組み合わせた鋭角のシルエットもカッコいいですね。
実例②:延床面積 :113.65㎡(34.37坪)
シンプルなシルエットに窓・玄関をバランス良く配置し、飽きの来ないシンプルモダンテイストに。
コンクリート造の掘り込みガレージとの相性も良く、すっきりした印象に仕上がりました。
ほかにもたくさんの外観デザインを掲載していますので、こちらもぜひご覧ください。
■スムーズな注文住宅外観の決め方
難しい外観づくりをスムーズに進めてイメージ通り仕上げるためのコツと手順をご紹介します。
①たくさん実例を見る
外観づくりではいきなりカラーやサイディングを選ぶのではなく、まず色々なお家の実例をチェックするところから始めましょう。
今はインターネット上でたくさんの外観写真を見ることができるので、時間が空いたとき気軽にチェックしてみて下さい。
最初はテイストを絞り込まず、カッコいい系・可愛い系・シンプル系など幅広く見ていくのがおすすめです。
まず選択肢を増やすことで好みのテイストを見付けやすくなります。
②好きなテイストを絞り込む
たくさんの事例をチェックしていくと好き嫌いがだんだんわかってくるので、気に入ったデザインをブックマークして絞り込んでいきましょう。
あまり深く考えずどんどん写真を集めていって、ある程度枚数が溜まったらその中から絞り込むと好みがはっきりします。
迷ったら候補に残しておいて、時間が経ってから見返して再判断するとスムーズに進めやすいです。
③実際にプランを作る
目指すべきテイストが決まったら、間取りに合わせて実際に外観デザインをつくっていきます。
建物のシルエット・窓の配置・外壁と屋根のカラーなど、全体のバランスを考えながら組み合わせを考えます。
「外壁は白が良い」「スタイリッシュなイメージにしたい」など、基準となる要素にほかの部分を合わせていくとスムーズです。
④イメージに合わせて修正する
最初のプランができたら、3Dパースなどを見ながらイメージ通り仕上がっているか確認し、細かなズレを修正していきましょう。
イメージと違ったら手当たり次第に変更を加えていくのではなく、どこがズレているのか確認して一つずつ選びなおすと完成度を高めやすいです。
最初に参考にした事例写真なども見直しながら、イメージと実物の仕上がりをすり合わせてみてください。
まとめ:理想の外観デザインで満足度の高い家づくりを♪
マイホームの外観デザインは、全体の満足度に大きく影響します。
ちょっとしたデザインのコツや取り組み方で失敗を回避しやすくなりますので、ぜひ今回の内容を採り入れてみてください。
ここでご紹介しきれない注文住宅の外観実例もたくさん掲載していますので、こちらもお時間のある時にどうぞ。
ウェルホームは東京・埼玉・神奈川の首都圏エリアに密着し、流行に左右されないおしゃれな注文住宅をご提案しています。
実際に外観デザインを見ることができるモデルハウスもご用意していますので、ぜひお気軽にご来場下さい。