マイホームづくりの最初のステップであるハウスメーカー選びは、多くの方が頭を悩ませるポイントです。
最近はインターネットで多くの情報に触れることができるため、なかなか決められずハウスメーカー選びに疲れてしまう方も少なくありません。
今回はハウスメーカーの選び方にスポットを当て、失敗しないためチェックポイントや後悔を避けるコツをご紹介します。
Contents
■家づくりはハウスメーカー選びが重要!
暮らしやすい間取りやおしゃれなデザイン、快適な環境づくりは、ほぼハウスメーカー選びにかかっています。
お施主様が素敵なマイホームのイメージを持っていても、ハウスメーカー側の技術力・プラン力がなければ実現するのは不可能です。
全てのご家族に当てはまる絶対的な正解のハウスメーカーもありません。予算・デザインの好み・性能のバランスを取り、ご要望にマッチするハウスメーカーを選ぶことが大切です。
多くの施工店の中から理想のハウスメーカーを選ぶのは大変ですが、一つずつポイントをチェックしていけばきっと見つかるはず。
良いハウスメーカーを見つけ、後悔や不満の無い理想のマイホームを建てましょう♪
■【首都圏版】失敗しないハウスメーカーの選び方
・好みのデザインがあるか
外観・内装のイメージ違いは意外と多い失敗パターンですから、好みのデザインテイストに対応できるハウスメーカーをしっかり選びましょう。
ハウスメーカーごとに得意とするテイストは異なります。カッコいいモダンスタイルが得意なハウスメーカーに、可愛いナチュラルスタイルの家を相談しても難しいでしょう。
- ・商品ラインナップ
- ・施工事例の傾向
- ・モデルハウス
上記3つのポイントをチェックして、好みのデザインを得意とするハウスメーカーを選んでください。
・理想の間取りを実現できるか
同じ注文住宅を扱うハウスメーカー同士でも間取りの自由度は異なるため、しっかりチェックすべきポイントです。
例えば大開口の広いLDKを作りたくても、柱や壁位置の自由度が低いハウスメーカーだと対応できません。ローコストハウスメーカーを選んだら思ったような間取りにならなかった…というのはよくある失敗パターンです。
吹き抜けやロフトなど間取りのこだわりがある方は、特に間取りの自由度に注目して選んでみてください。
・断熱性に力を入れているか
断熱性は見えない性能で暮らしてみるまで分からないため、ハウスメーカー選びの時点でしっかり見極めたいところです。
日本の住宅は断熱性能に関する基準がないため、ハウスメーカーによって性能はまちまちです。
断熱性が低いと暑さ寒さによる不快感、光熱費が高くなるといったデメリットが目立ち、暮らしにくい家になってしまいます。
最近は高気密・高断熱の家も増えてきていますが、どんな断熱材やサッシを使っているのかなど、施工店のこだわりをチェックしてみてください。
【関連コラム】⇒東京でも高気密・高断熱の家を建た方が良いワケ
・無理なく購入できる価格か
注文住宅の価格はハウスメーカーによってかなり違いますので、相談初期の段階で無理なく支払える価格帯かどうかしっかりチェックしましょう。
一生に一度の買い物だからと無理をしてローン計画を組んでしまうと、せっかく良い家に住んでも理想の生活は送れません。
ただ支払えるだけでなく、外壁塗装などのメンテナンス、病気やケガといった突発的な出費に対応できる余裕を設けるのが失敗を避けるポイント。
上で説明したデザイン・間取りの自由度、断熱性や耐震性などの性能面とバランスを取りつつ、無理なく購入できる価格帯のハウスメーカーを選びましょう。
・保証やアフターフォロー体制が充実しているか
建てたあとの不具合や故障に対する保証やアフターフォローへの取り組みも、ハウスメーカー選びで必ずチェックすべきポイント。
アフターフォローがしっかりしていないハウスメーカーを選んでしまい、修理の連絡をしても遅いor来てくれないというのもよくある失敗パターンです。
建築基準法で定められている構造躯体の10年保証だけでなく、定期点検のタイミングや延長保証制度などが充実しているかチェックしましょう。
長く安心して暮らせるアフターフォロー体制が整っているハウスメーカーを選んでください。
・土地の相談もできるか
土地の購入から家づくりを考えている方は、家づくりとセットで土地の相談もできるハウスメーカーを選びましょう。
土地と建物をバラバラに相談すると手間がかかるうえ、思い通りの建物が作れないなど失敗の原因となりやすいです。
少なくとも土地購入のアドバイスを受けられるハウスメーカーに相談し、建物・土地をセットで考えてみてください。
・経験のあるスタッフがいるか
実際に家づくりを一緒に進めるスタッフの経験値やアドバイス力も、良い家づくりには欠かせない要素です。
見学会やモデルハウス内覧をする際は、いろいろなことを質問して信頼できるスタッフが居るかチェックしてみて下さい。
サポート経験が豊富なスタッフなら、大抵の質問にその場ですぐ答えてくれるはずです。
なんでも相談できる担当者との相性も大切ですから、会社全体の雰囲気なども観察してみてください。
■家づくりの失敗や後悔を避けるコツ
・経営規模やランキングだけで決めない
「大手だから」「ランキング上位だから」といったハウスメーカーの選び方は失敗につながりやすいので、あくまで参考にするのがおすすめです。
全国展開の大手ハウスメーカーは教育体制などもしっかりしていますが、人数や店舗数が多いとどうしてもスタッフレベルのばらつき「当たりはずれ」は発生します。
ランキングやネットの口コミも参考にはなりますが、そのメーカーで建てたすべての人が回答しているわけではありません。
ネット上の情報も参考にしつつ、上で紹介したポイントをご自身の目でチェックして最終判断しましょう。
・建てたいエリアを得意とする会社を選ぶ
一口に家づくりといっても、郊外と市街地では取り組み方が違います。建てたいエリアを得意とするハウスメーカーを選ぶのも、失敗を回避するコツです。
例えば東京23区内なら、コンパクトな土地を有効活用する間取りアイデアがたくさんあるハウスメーカーを選ぶと後悔しにくいでしょう。
マイホームを検討している土地がエリアに入っているだえけでなく、実績やノウハウがあるか質問してみてください。
・工法にこだわり過ぎない
戸建て住宅は伝統的な木造軸組工法やツーバイフォー工法などさまざまな建て方がありますが、工法ありきでハウスメーカーを選ぶのは避けた方が良いでしょう。
建物の構造や工法は快適な暮らしをつくるための「手段」であり、「目的」ではありません。例えば広い吹き抜けや快適な断熱性など、目的を満たすことができるならどの工法でも構わないわけです。
「鉄骨造で建てたい」など工法を目的にするのではなく、理想のマイホーム像を軸にして工法を選ぶようにしましょう。
・ライフスタイルの変化を見据える
マイホームは建てるときのことだけでなく、ライフスタイルの変化まで考えながら作ると失敗を回避しやすいです。
赤ちゃんが生まれたばかりの時期と高校・大学に進学した時期では、人数は同じでも暮らしやすい間取りの条件は変わってきます。
若くて元気な時は手すりなど必要ありませんが、数十年後に「やっぱり付けておけば良かった」と後悔するパターンは多いです。
数十年暮らす前提で間取りを考え、将来まで暮らしやすいマイホームに仕上げましょう。
・複数の選択肢から選ぶ
ハウスメーカー選びで一社に決め打ちする方は少ないと思いますが、設備や間取りをチョイスするときも複数の選択肢を比較検討しましょう。
キッチンを例に挙げると、対面キッチンと壁付けキッチンはそれぞれメリット・デメリットがあります。流行の対面キッチンを盲目的に選ぶのではなく、ライフスタイルに合わせてどちらが良いか考えると後悔しにくいです。
何かを決めるときは必ず2つ以上の選択肢を比較検討し、予算やご家族の状況にマッチする方を選んでみてください。
■まとめ
マイホームづくりのはじめの一歩であるハウスメーカー選びは、住まいのクオリティに大きく影響します。
たくさんのハウスメーカーから一社を選ぶのはなかなか大変ですが、今回ご紹介したポイントを一つずつチェックして理想の会社を見付けましょう。
東京・神奈川・埼玉エリアで注文住宅をご検討の際は、私たちウェルホームにもぜひご相談ください。
首都圏エリアのさまざまなニーズにお応えする間取り設計力、快適な住宅性能、きめ細かいアフターフォロー体制で理想の住まいづくりをサポートします。
立川・八王子・横浜の三カ所にデザインや間取りを体感いただけるモデルハウスもございますので、ぜひお気軽にご活用ください。
ハウスメーカー選びや家づくりについて相談いただける、オンライン相談もご用意しております。
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