黒い外壁の家は、他のカラーでは出せないスタイリッシュなイメージが魅力的ですよね。
近年人気が高いモダンテイストとの相性が良く、高級感のある外観を作りやすいのも人気のポイント。
しかし黒い外壁による後悔やトラブルなどの話もあり、デメリットも気になるところです。
今回は黒い外壁の家をカッコよく仕上げるコツや、後悔を防ぐためのポイントを詳しく解説します。
Contents
■黒い外壁の家が増えているワケ
黒い外壁は昔から一定の需要がありましたが、最近街を歩いていて目にすることが増えた気がしませんか?
建築技術の進歩によって住まいの断熱性が向上した結果、黒い外壁のデメリットに対策しやすくなったのが一つの要因です。
太陽光を吸収しやすい黒の外壁は夏暑くなるのがデメリットでしたが、高断熱化が可能になった現代なら十分対策できます。
ガルバリウム鋼板や窯業サイディング、パワーボードなど外壁材や表面の模様バリエーションが増えたのも、黒を選びやすくなったポイントですね。
■黒い外壁の家をカッコよく仕上げるコツ
シンプルなイメージのある黒ですが、意外とセンスが求められるカラーでもあります。
基本的なコツを押さえて、かっこいい黒外壁の家を作りましょう。
・シルエットでスタイリッシュに
黒い外壁はシルエットにこだわると、グッと魅力が増します。
現代的なキューブシルエットやエッジの効いた片流れ屋根など、スタイリッシュなシルエットと組み合わせてみましょう。
特に住まいの顔となる玄関や通り側の面は、全体のシルエットにこだわってみてください。
・外構とのバランスを考える
門扉やフェンスなどの外構部分とトータルコーディネートするのも、黒い外壁をカッコよく仕上げるコツの一つ。
例えば外壁をブラック、ブロック塀をホワイトのモノトーンなど、外観全体がグッと締まってかっこいい印象に。
外構は後で仕上げることも多いと思いますが、外壁を決めるときある程度イメージを作ってみて下さい。
・差し色(アクセント)を活用
ブラック単色の外観もかっこいいですが、ワンポイントになる差し色を使うのも一つの手クニックです。
黒一色だと重たくなってしまうようなら、ホワイトを使ってモノトーンでバランスを取るのがおすすめ。
黒×白を交互に配置するなど、モノトーンはバリエーションも豊富でカッコいいイメージを作りやすいです。
玄関ドアやバルコニーの手すりに木目を組み合わせるのも、高級感が出るのでおすすめです。
・窓の配置にこだわる
黒い外壁はガラスの反射が目立ちやすいので、窓をアクセントに活用するのもおすすめのテクニックです。
縦横スリットやスクエアなど、現代的な形の窓を選ぶとカッコ良いイメージに仕上がります。
・素材と柄にこだわる
同じ黒でも外壁の素材と柄によって見え方は大きく変わるため、いろいろなパターンを考えてみるのがおすすめです。
細かいストライプはスタイリッシュなイメージになり、溝が少ないとどっしり重厚感のある印象になります。
凹凸の深さや柄の縦横でもイメージが変わります。シルエットや窓の配置に合うものを見つけてみましょう。
・つやを抑える
黒い外壁はつや有りだと安っぽく見えてしまうことが多いので、基本的にはつやを抑えたほうが良いでしょう。
マットブラックは高級感があり、落ち着いた印象に仕上げることができます。
3分つや、5分つやなど光沢感を調整することもできますので、サンプルを見比べて一番カッコよく見える仕上げを選んでください。
■黒い外壁のトラブルや後悔を防ぐポイント
・色褪せを考慮する
黒い外壁はほかのカラーより日焼けによる色あせが起こりやすいため、メンテナンスのことを考慮して選びましょう。
外壁材の塗料は経年劣化が進むと「チョーキング」が発生し、表面が粉っぽくなります。
ブラックはチョーキングが発生すると白っぽく見え、日差しが強い西・南側とほかの面の差が大きくなり後悔するケースが多いです。
対策としては紫外線に強い塗料を選ぶのが効果的です。塗装のサイクルを少し早めに設定しておくのも、結果的に家の長持ちにつながります。
西・南側が玄関など目立つ場所に来る場合は、カラーを切り替えて差が目立たないようにするのも一つの手です。
・断熱性能の高いハウスメーカーで建てる
黒い外壁は太陽光を吸収しやすいため、室温上昇しないように高断熱で建てることが大切です。
断熱性の低い家で黒い外壁を選ぶと、夏場エアコンが効きにくくじわっと暑い、不快な住まいになってしまいます。
断熱性能はハウスメーカーによって差が大きいので、話を聞くときにしっかり取り組みをチェックしてみて下さい。
・近所とのバランスを考える
最近増えてきたとはいえ黒い外壁は少数派なため、ご近所とのトラブルが気になる方も多いようです。
実際に家同士が近い住宅街では、黒い家に対して近所からクレームが入ったという事例も。
風水を気にする方が住んでいると、黒い外壁が気になってしまうケースもあるようです。
隣との距離があればあまり気にする必要はないと思いますが、建築予定地の周りの家が近い場合は少しグレー寄りの黒を選ぶなど工夫したほうが良いかもしれません。
■黒い外壁の注文住宅実例
実例①
黒と木目を組み合わせ、シルエットにもこだわったスタイリッシュな外観です。
現代的なイメージの片流れ屋根と縦スリット窓は、黒い外壁と相性ばつぐん♪
近くで見ると明るめのブラックですが、面積効果によってちょうどよい黒さに仕上がっていますね。
実例②
規則正しく並ぶ小窓やビルトインガレージを、木目超のブラック外壁で都会的に仕上げました。
横張りの木目で統一したブラウンをアクセントに使い、温かみや高級感もプラス♪
実例③
白と黒の箱を組み合わせたような、立体感のある外観です。
小窓やスリットもバランス良く配置し、モノトーンの外観に彩りを添えています。
【実例を見る】⇒中庭から光がふりそそぐスタイリッシュモダン2世帯住宅|立川市
実例④
こちらも白黒外壁のモノトーンデザインですが、シンプルな2ゾーンで使い分けたパターンです。
ブラック一色だと圧迫感が出てしまうケースでは、ホワイトでバランスを取ると明るくカッコいいイメージに仕上がりますね。
お互いのカラーが引き立つ、かっこいい組みあわせです。
【実例を見る】⇒吹き抜けとパティオで、建物隅々まで明るく暖かい住まいに。|八王子市
■まとめ
パッと目を引く黒い外壁は、かっこいいテイストがお好みの方にピッタリ。
細かいポイントにこだわることでさらに魅力的な外観になりますので、いろいろな組みあわせを試してみましょう。
「黒外壁で後悔した」という声もありますが、注意ポイントにしっかり対策すれば大丈夫です。
今回ご紹介したポイントに注目し、おしゃれな黒い家を考えてみてください。
私たちウェルホームは、自由なデザインでお客様のイメージを形にするのが得意なハウスメーカーです。
首都圏の街並みにマッチする都会的な家づくりはぜひお任せ下さい。
立川・八王子・横浜のモデルハウスではスタイリッシュな外観イメージ、おしゃれな内装間取りもご体感いただけます。
住まいづくりのことならなんでもご相談いただけますので、ぜひお気軽に遊びにいらしてください。