マイホームを考える際、どれくらいの広さで建てれば良いのか悩む方は多いと思います。
小さすぎれば快適に暮せませんし、床面積が広くなるほどコストがかかるためバランスが難しいですよね。
今回は比較的広めの40坪で建てることを想定し、おすすめの間取りや外観をおしゃれに仕上げるコツなどを解説します。
Contents
■40坪の家ならできることは多い
令和2年に首都圏で建てられた持ち家の平均床面積は34.75坪(114.7㎡)ですから、40坪あると比較的余裕のある家づくりができます。
一坪は畳二枚分なので一般的な家より5畳程度広くなります。部屋数を増やしたり収納を広くしたり、デザインや間取りの選択肢はかなり増えるでしょう。
広ければ良い家が建つわけではありませんが、機能性・デザイン性ともにこだわりやすくなるのは間違いありません。
4人家族以上でのびのび暮らせる家を目指すなら、40坪を一つの基準に考えてみてください。
※データ参照:国土交通省
■40坪の家でマネしたいおしゃれな間取りアイデア
床面積に余裕のある40坪の家で積極的に採り入れたい、おしゃれで便利な間取りアイデアをご紹介します。
・吹抜け
大きな開放感を得られる吹抜けは、床面積に余裕があれば優先的に検討したい間取りアイデアです。
高窓から自然光を取り込みやすい吹抜けは、明るくて居心地の良いリビングを作れるのが大きな魅力♪
後述するリビング階段や中二階などほかの間取りとの相性が良く、暮らしやすくおしゃれな家づくりにピッタリです。
・リビング階段
廊下をなくしてリビングの中に階段を配置するのは、デザイン性・動線効率を両立できる間取りです。
スケルトンデザインならリビングに圧迫感が生まれず、階段自体がおしゃれなアクセントになります。
LDKを中心した動線をつくりやすく、部屋数が多い家でも移動効率の悪化を防げるのもメリット。
・中二階
スキップフロアとも呼ばれる中二階の間取りは、広いリビングと相性が良い間取りです。
吹抜けなどの高い空間を有効活用でき、書斎・キッズスペースなど多目的に使えるのがgood♪
在宅勤務や子育てなど、お家で過ごす時間が多い方には特におすすめです。
・畳小上がり
40坪の家で広いリビングをつくるなら、プライベートスペースとして活躍する畳小上がりもおすすめ。
ただ広い空間だと居場所が無くて意外と過ごしにくいのですが、サッと座れる畳スペースはちょうど良い場所になります。
ヘリ無しの琉球畳は洋間との相性も良く、リビングの魅力を引き出すアクセントとしても活躍♪
・アイランドキッチン
広い設置スペースを必要とするアイランドキッチンも、40坪前後の家なら選びやすいです。
ぐるりと一周できるアイランドキッチンはお料理効率が良く、親戚や友達を呼んでのパーティーシーンにもピッタリ♪
デザイン性が高いので、LDKがおしゃれに見えるのもうれしいですね。
・キッチンから洗面へのショートカット
キッチンから洗面所へのショートカットは、広い家の移動効率向上につながるアイデアです。
床面積が広いとぐるりと回り込むような動線になりやすいですが、ショートカットがあれば効率よく家事をこなせますね。
・中庭
40坪以上の大きな家は中心に光が届きにくくなるため、中庭の間取りを組み合わせるのもおすすめです。
中庭に面してLDKを配置すれば隅々まで明るくなり、視界が広がることで開放感もアップします。
プライベート感のあるアウトドアリビングとしても活躍するので、子育て世代の方にもおすすめ。
・シューズインクローク
シューズインクロークは玄関の収納力を大きくアップさせ、散らかりを防ぐことでデザイン性の向上にもつながります。
1~2畳前後のスペースでも玄関の使い勝手がかなり変わりますので、40坪前後の家ならぜひ採り入れたい間取りの一つです。
土間続きのシューズクロークに自転車やキャンプ道具、お子さんのおもちゃなどを置けるのも大変便利ですね♪
・ウォークインクローゼット
体ごと入れてたくさんの洋服・荷物を収納できるウォークインクローゼットも、広い家でぜひ採用したい間取りです。
ウォークインクローゼットは一般的な1畳前後の収納より効率よく使えて、収納不足による不満も解消できます。
扉を2つ付けてウォークスルークローゼットにするなど、便利な派生バリエーションもたくさん♪
■40坪の家の外観をおしゃれに仕上げるコツ
床面積が広い家はシルエットが大きくなるので、建物の設計や外構の工夫で間延びした印象が出ないようにしましょう。
特に総二階×切妻屋根のシンプルなシルエットは、大きな家だとのっぺりしたイメージになりやすいので要注意。
切妻屋根やキューブデザインなどを組み合わせ、立体的でスタイリッシュなイメージを目指すのがおすすめです。
大きな家ほど窓の数も増えるので、サイズや配置にこだわるのも効果的。
引き違い窓ばかりだと古いイメージになりやすいので、スリットやスクエア窓をバランスよく組み合わせてみましょう。
■40坪の家は固定資産税が高くなる?
大きい家は固定資産税が高くなると言われますが、床面積だけでそうなるわけではありません。40坪の家の固定資産税が高いと言われるのは、新築住宅の軽減税措置が関係しています。
新築住宅は建ててから3年間、床面積120㎡までの固定資産税が半分になる軽減税率が適用されます。120㎡は約36坪なので、平均以上の大きい家を建てると税金が高くなると言われているワケです。
しかし40坪以上の大きい家でも120㎡以下の部分は軽減税率が適用され、税金が高くなるのは超過した部分だけ。
固定資産税は建物や土地の評価額が大きく影響しますので、小さい家の方が税金が高くなることもあります。
自治体が設定する税率や選ぶ設備・外構によっても変わりますので、広さだけでなく総合的に判断しましょう。
■40坪の家を建てるなら土地探しも重要
平均より大きな40坪の家を建てるなら、それに見合った面積と建蔽率・容積率の土地を選ばなければいけません。
- 建蔽率=建築面積の上限
- 容積率=延床面積の上限
- 敷地面積 100㎡ × 容積率 100% = 延床面積の上限100㎡(約30坪)
- 敷地面積 100㎡ × 容積率 150% = 延床面積の上限150㎡(約45坪)
- 敷地面積 200㎡ × 容積率 50% = 延床面積の上限100㎡(約30坪)
一つ目の100㎡の土地でも、容積率100%だと30坪までの二階建てしか建てられません。同じ面積でも容積率150%になれば、45坪までの家を建てられます。
3つめの例のように200㎡の広い土地でも、容積率が50%と小さい場合、一番目と同じように30坪までしか建てられません。
平屋の場合は建蔽率によって床面積の上限が決まり、さらに広い土地が必要になります。
土地探しの前に建てたい広さをある程度決めて、床面積を確保できる物件を選べるようにしましょう。
■まとめ
平均よりちょっと広い40坪前後の家なら、選べる間取りやライフスタイルの幅が広がります。
予算との兼ね合いもありますが、これから長く暮らす大切な我が家ですから、広さや生活の質にもこだわってみませんか?
ひろびろとした余裕のある暮らしは、かけがえのない思い出や家族の時間を生み出してくれるはずです。
東京・神奈川・埼玉の首都圏エリアでマイホームを建てるなら、私たちウェルホームにぜひご相談ください。
お客様のご要望に合わせた自由なプランニングで、広くても効率的でおしゃれな家づくりをサポートいたします。
土地探しからのお手伝いも得意ですから、40坪の家にピッタリな環境からのコーディネートもお任せください。
八王子市・立川・横浜のモデルハウスはデザインや広さの参考になりますので、お気軽に遊びにいらしてくださいね。