注文住宅の玄関づくり│家の顔は見た目も機能もこだわりたい

 

注文住宅を購入する際、キッチンやリビングといった、生活の中心エリアの間取りについてはこだわりをもって間取り設計に取り組む人も多いですが、家の顔である玄関にもこだわってみませんか?

 

今回は、注文住宅の玄関間取りについて、見た目や機能性にこだわった間取りを紹介していきます。ぜひ今回の記事を参考に、家の顔である玄関にもこだわって家づくりを楽しんでみてください。

 


目次
■玄関の間取りは種類が豊富?代表的な6種類を紹介
■注文住宅の玄関づくりで工夫したいポイント
■まとめ:注文住宅の玄関づくりにもこだわることで素敵な家の顔を実現しよう


玄関の間取りは種類が豊富?代表的な6種類を紹介

 

玄関と一言でいっても、その種類や見た目は実にバリエーションに富んでいます。これまであまり玄関の間取りについては意識していなかったという方も、注文住宅を建てることをきっかけに玄関にもこだわってみませんか?

 

ここでは、玄関の間取りとして代表的な6種類について解説していきます。

 

・玄関とシューズボックス

 

日本の住宅で一般的な玄関の間取りというと、このタイプになるでしょう。靴を着脱するスペースがあり、その横にシューズボックスが設置されている王道パターン。

 

シューズボックスの設置場所は玄関の広さや生活動線によって異なりますが、基本的には上がり框(あがりがまち)に設置するのが鉄則とされています。

 

このシューズボックスの種類もさまざまで、カウンタータイプやそこに吊戸棚を合わせたタイプ、壁面を利用した背の高い棚や天井に密着させボックスの下にも靴を収納できるフロートタイプなどが多いです。

 

・玄関とシューズクローク

 

最近ではメジャーとなっているのがシューズクローク(クローゼット)です。土足のまま入ることができ、かつては土間と呼ばれることが一般的でした。シューズボックスとは異なり人が入れるスペースがあるため、靴だけでなくゴルフバッグやアウトドア用品なども収納可能です。

 

とても使い勝手がよく便利な収納スペースですが、ある程度広さがないとかえって窮屈になってしまいます。玄関の間取りを余裕をもって確保できるのであれば、ぜひ採用したいおすすめの間取りです。

 

・ウォークスルーシューズクローク

 

最近注目を浴びているのがシューズクロークから直接家のなかに入れるウォークスルーシューズクロークです。先ほどのシューズクロークとの違いは、玄関を介さずクロークに入れるため、整理整頓がしやすい点でしょう。

 

また、雨に濡れてしまったときでもクローク内で着替えができたり、逆に出かける際にもクローク内で上着と靴を合わせたりできるといった便利な点があります。

 

唯一のデメリットは玄関から直接家のなかに風が吹き込むため、冬では寒さを感じやすい点です。その際扉をつけるなどの対策は可能ですが、予算や間取りを考慮しつつ検討しましょう。

 

・おしゃれな吹き抜けタイプの玄関スペース

 

リビングに吹き抜けをつくり1階と2階のスペースをつなげることは多いですが、この吹き抜けを玄関に採用することも可能です。

 

玄関に吹き抜けをつくることで、見た目がおしゃれになるだけでなく玄関スペースがとても明るくなります。採光窓を玄関の上下に設置することで外の光が差し込み、十分な明るさを保ってくれるでしょう。

 

ただし、間取り設計が難しいことと、ある程度の広さが必要になり、費用も高くなりやすいのが特徴です。

 

・リビング一体型の玄関スペース

 

玄関の前にホールや廊下をあえてつくらず、ドアをくぐるとすぐ目の前にリビング広がっている間取りです。土地や間取りの都合上建物の形が限定されているような家庭に人気があります。

 

リビングと一体型であるため玄関としてのスペースを広くとらなくて済みますが、間取りの割合を間違えてしまうと玄関スペースがかえって狭くなってしまうため注意が必要です。

 

なかなかこだわりの強いデザインの玄関といえるでしょう。

 

・インナーガレージと一体型の玄関スペース

 

車を停めるためのインナーガレージから直接玄関に行けるため、天候に左右されず安全に家のなかに入ることができます。しかし、ガレージ自体の設置費がかかるため、最も設置費用が高いタイプの玄関です。

 

3階建てや狭小住宅で土地を最大限に活かしたい場合は有効ですが、予算をよく検討しプランを立ててみてください。

 

注文住宅の玄関づくりで工夫したいポイント

 

注文住宅の玄関間取りは実に種類が豊富であり、家族構成やライフスタイルによって必要な広さや機能も大きく異なります。玄関づくりは簡単なようで、作り方を間違えてしまうと日々の生活で不便さを感じるポイントでもあるでしょう。

 

そこで、ここでは玄関づくりのポイントを簡単に紹介していきます。ここで紹介するポイントを参考に、自身の暮らしに最適な玄関スペースをつくりましょう。

 

・十分な広さを確保する

 

玄関づくりの最も重要なポイントは、広さです。玄関は必ずしも一人で使用する場所ではなく、家族も同じタイミングで玄関にいることが多いため、十分な広さを確保しておく必要があります。

 

もし玄関スペースを広く確保することが難しいようであれば、奥行きや間口を広くもたせることでゆったりとしたスペースにすることが可能です。

 

お子さんがいる家庭では、子供が小さいうちはとくに玄関の広さは気にならなくとも、子供が大きくなるにつれて徐々に窮屈さを覚えるかもしれません。そのようなときのために、あらかじめ玄関スペースは広く確保しておくことをおすすめします。

 

・玄関の方角にもこだわろう

 

玄関づくりにこだわるのであれば、方角にもこだわってみましょう。南玄関は日当たりが良く人気もありますが、実は玄関の方角には各々メリット・デメリットがあるので、簡単に紹介していきます。

 

・南玄関

メリット:日当たりが良い、暖かい

デメリット:夏は暑い、道路側から丸見えなことも

 

・北玄関

メリット:夏は日陰で涼しい、間取りによってはリビングが南側で明るく暖かい

デメリット:日当たりが悪く暗い、冬場は寒い

 

・東玄関

メリット:朝日を浴びられる、南側の庭やリビングが外から見えにくい

デメリット:朝の陽ざしがまぶしく感じることも

 

・西玄関

メリット:秋・冬は夕方明るい

デメリット:冬場は日差しがまぶしい、風水的にあまり良くないとされている

 

このように、玄関をどの方角に配置するかによってさまざまなメリット・デメリットが生じます。そのため、他の部屋の間取りとの関係や周辺環境と照らし合わせて最適な位置に玄関をつくるのがよいでしょう。

 

・狭い玄関でも失敗しないアイデア

 

玄関づくりの際重要となるのが、意外にもドアです。この玄関ドアは開き方や素材、色合いなど種類が豊富であり、ドア次第で玄関を広くも狭くも見せてしまいます。

 

玄関を広く見せたいのであれば、外の光を取り入れることができるガラス付きのドアがおすすめです。玄関ドアの横に大きめのガラスが入った片袖ドアや両隣にガラスが入った両軸ドアといったものもあります。

 

これらのドアを選択することで玄関スペースが明るく、暖かい雰囲気の場所となるでしょう。

 

まとめ:注文住宅の玄関づくりにもこだわることで素敵な家の顔を実現しよう

 

注文住宅は自由な間取り設計が可能であるがゆえに、どこにどれだけこだわればいいのか迷ってしまいがちです。キッチン、リビング、バスルームなどこだわるポイントはたくさんありますが、家の顔である玄関スペースにもこだわりをもって間取り設計をしてみてはいかがでしょうか。

 

玄関は家の重要な出入口であり、家族が毎日行き交う場所です。ぜひ今回の記事を参考に、ライフスタイルに合わせたこだわりの玄関スペースをつくってみてください。

 

【おうちでも住まいづくり。】

 

監修者情報

ウェルホーム

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「欲しい」をデザインする完全オーダーメイド住宅

建設業許可番号一般建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号

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