水回りの間取りはどうする?快適な暮らしのヒントを紹介

効率の良い水回りの間取りとは

 

理想の家づくりをする際「見た目がおしゃれ」「使い勝手が良い」などこだわるポイントは様々でしょう。

 

今回は、家事において重要な部分である「水回り」の間取りについて紹介していきます。

 

毎日使う水回りの間取りは暮らしにおいて特に使い勝手が重視されるので、これから家を購入する方はぜひ、参考にしてみてください。


目次
■水回りは家事動線の重要なポイント
・使い勝手が悪いと家事がしにくい
・家族構成によって配慮が必要
・見た目と機能にこだわろう
■水回りの間取りを考える際やってはいけないこと
・上下階で水回りを別々の位置にしてしまう
・水回りを分配配置してしまう
・水回りを家の中心に配置してしまう
・トイレをプライベートな部屋と隣接してしまう
・水回りを南側に配置してしまう
■使いやすい間取りの水回りとは
・脱衣所とキッチンを隣接させて動線を確保する
・キッチンに勝手口をつくる/span>
・ランドリースペースを設置する
■まとめ│家事動線を意識して最適な水回りの間取りを考えよう


■水回りは家事動線の重要なポイント

トイレの位置は注意が必要

キッチン、トイレ、バスルーム、脱衣所(洗面所)これらの水回りは毎日使う部分であるため、特に家事動線を意識した間取り設計をする必要があります。

 

効率の良い家事動線が確保できないと使い勝手が悪く、生活するうえで不便さを感じてしまいます。

 

毎日使う部分だからこそ、快適な暮らしが送れるよう間取りにはこだわりたいですね。

・使い勝手が悪いと家事がしにくい

主婦の方は普段、家事をしていて水回りの使いにくさを感じたことがありませんか?

 

日頃の家事には大まかな流れがあるため、一連の作業が効率よく行えるのが理想です。

 

しかし家事動線が悪いと一つひとつの動作の中に無駄な動きが生まれてしまい、その分時間や体力をロスしてしまいます

 

また、小さなお子さんや高齢者の方が一緒に住んでいる場合、それぞれの目線でできることできないことが違うため、できれば家族の誰が使っても使いやすい間取りにしたいものです。

 

使う人によって使い勝手が変わってしまうのは、快適な家とは呼べないでしょう。

・家族構成によって配慮が必要

洗面台が子供の身長では届かない、収納スペースが低い位置にあり高齢者の方では出し入れが大変、このような問題を起こさないような間取り設計が必要です。

 

間取りを考える際は家族構成もよく考慮し、誰が使っても使いやすい間取りにするのが良いでしょう。

 

家事の中心は奥様であることが多いですが、普段の家事で使いやすいだけでなく、一緒に住んでいる家族にも優しい間取り設計をしてみてください。

・見た目と機能にこだわろう

せっかく新しい家を購入するのであればデザインにもこだわりたいですよね?

 

使い勝手を意識しつつも、見た目と機能性を両立させることは十分可能です。

 

むしろ、おしゃれを意識すると見た目もすっきりとするため、かえって使い勝手が良くなることがあります。

 

水回りの間取りを考える際には見た目も意識しつつ、できるだけ無駄なスペースを無くしたり開放感を持たせることで効率的な家事動線を確保することが可能です。

■水回りの間取りを考える際やってはいけないこと

水回りの間取りの注意点

水回りの間取りを考える際、効率を重視するために必要なことはどのようなものがあるのでしょうか。

 

使い勝手の良い間取りを考えるのであれば「やってはいけないこと」に気を付け、その点を回避するだけでも効率の良い間取り設計が可能です。

 

ここでは、水回りの間取りでやってはいけないことについて紹介していきます。

・上下階で水回りを別々の位置にしてしまう

トイレを1階と2階に設置したい場合「トイレの上下の位置関係」が重要となります。

 

基本的には上下階ともに同じ位置にトイレを配置するようにしましょう。

 

1階と2階で異なる位置にトイレを配置してしまうと、排水管のルートや音の問題、かかる費用が増えるといった問題が生じることがあります。

 

さらにこれはトイレに関わらず、その他の水回りにも同様のことがいえるのです。

 

上下階の水回りはなるべく同じような位置、近い位置に配置するよう心掛けてください。

・水回りを分配配置してしまう

キッチン、トイレ、バスルーム、脱衣所(洗面所)をそれぞれバラバラの位置に配置するのはおすすめできません。

 

分散的に配置してしまうとその分余分な排水管の経路が必要となり、費用が増えたり施工自体が複雑になってしまう可能性があります。

 

少なくともトイレ、バスルーム、脱衣所(洗面所)は近い位置に配置するのがおすすめです。

 

分散配置ではなく、集約配置を意識してください。

・水回りを家の中心に配置してしまう

家の中心に水回りがあると一見便利に思えますが、実はこれはあまりおすすめできません。

 

なぜならば、すべての居室に「湿気」や「カビ」の拡散を促してしまい、家自体の劣化が早くなる原因となるからです。

 

また、水回りの自然換気が十分に行えず、すべて機械式換気にしなければならないため費用も増えるでしょう。

 

換気効率が悪いと住み心地も悪く、住宅の劣化も進むため注意が必要です。

・トイレをプライベートな部屋と隣接してしまう

家を建てた当初はそれぞれの壁の遮音性が保たれていますが、壁の遮音性は素材や建材同士の接合変形などで年々劣化していきます。

 

5年以上経過すると感覚的に遮音性の劣化を感じるでしょう。

 

そのため、トイレをそれぞれの居室と隣接してしまうと、次第にトイレの音が気になるようになってしまうかもしれません。

 

いずれが子供が増えた際夜トイレの音で目が覚めてしまうなど、部屋とトイレが隣接していることで音が原因となり生活に支障をきたす可能性があるため、トイレの配置には気を付けてください。

・水回りを南側に配置してしまう

家の南側エリアは日光の影響で一日の中で最も温度や湿度の変動が大きいエリアです。

 

水回りを南側に配置してしまうとそれらの影響を受け、特に水分排出量の増加による湿度過多を生じさせる原因となります。

 

結露の発生やカビの増殖を招いてしまうため、南側に水回りを配置するのはあまりおすすめできません。

■使いやすい間取りの水回りとは

バスルーム、洗面所の間取り

使いやすい水回りの間取りとはどのような間取りなのでしょうか。

 

土地の広さ、家の大きさによっては水回りの間取りは限定されてしまうため、すべての問題を解消することは難しいですが、水回りの間取りを考えるうえで大事なポイントについて紹介していきます。

・脱衣所とキッチンを隣接させて動線を確保する

日常生活で大切な家事は食事の支度と洗濯です。

 

それらの家事を効率よくこなすためにキッチンスペースと脱衣所(洗面所)を扉一つでつなげてしまうことで家事動線がスムーズになります。

 

頻繁に移動を繰り返す場所であるため、少しの家事動線の短縮がやがて大きな違いと感じるでしょう。

 

主婦の方であればなるべくよく使う場所の動線は短い方が便利であるため、そのような工夫が重要です。

・キッチンに勝手口をつくる

キッチンに勝手口をつくることで荷物の受け取りや持ち運びが楽になります。

 

最近ではネットスーパーや通販サイトで食品を購入する方も多いので、それらの食材を勝手口で受け取ることができれば玄関からわざわざキッチンまで運ぶ手間が省けるため効率が良いです。

 

特にお米や水などの重いものは、女性であれば少しでも運ぶ距離が短い方が助かりますよね。

・ランドリースペースを設置する

洗濯機を設置している脱衣所(洗面所)に隣接するようにサンルーム型のランドリースペースををつくると家事効率がアップします。

 

元々の立地環境で日当たりがあまり良くないような場合、毎回2階のベランダや1階の庭まで運ぶ手間や乾きにくさを考えると、ランドリースペースで洗濯物を干す方がはるかに家事が楽になるでしょう。

 

気密性を高められる空間として、除湿器を設置・活用できるランドリースペースに洗濯物を干すという方法もあります。

■まとめ│家事動線を意識して最適な水回りの間取りを考えよう

効率の良い水回りの間取り

水回りは家事のメインであり、主婦の方であれば毎日頻繁に利用する重要な部分です。

 

また、お子さんから高齢者まで、一緒に住んでいる家族もトイレやバスルーム、洗面所など普段から使う部分でもあるため、家族の誰が使っても使いやすい間取りであることが望ましいでしょう。

 

水回りはできるだけ集約し、余計なコストがかからないような配置としたうえで、快適な暮らしが送れるような間取り設計を検討してみてください。

 

【おうちでも住まいづくり。】

監修者情報

ウェルホーム

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「欲しい」をデザインする完全オーダーメイド住宅

建設業許可番号一般建設業許可 許可番号 国土交通大臣許可(特-1)第25561 号

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