東京を中心とする首都圏エリアは人口が集中していることもあり、住まいづくりの難易度が高い傾向にあります。
限られた土地と予算で住みやすい家を建てるためには、ポイントを抑えて効率的な間取りをつくらなければいけません。
今回は東京で実際に建てた注文住宅の、住みやすい間取り実例を写真付きでご紹介します。
首都圏で住まいづくりを検討している方は、ぜひ参考にしてください。
目次
■令和時代の住みやすい家とは?
■首都圏で住みやすい家を建てるコツ
■東京エリアの住みやすい注文住宅実例
■令和時代の暮らしやすい人気間取り
■令和時代の住みやすい家とは?
住宅業界はトレンドの移り変わりが比較的緩やかですが、ライフスタイルが大きく変化している令和時代はしっかり間取りで対応しなければいけません。
・ライフスタイルの変化に対応できる家
すでに体験している方も多いと思いますが、令和時代はテレワークの普及などによってライフスタイルが大きく変化しています。
特に在宅勤務率の高い東京エリアでは、デスクスペースの確保やおうち時間を快適に過ごすための工夫が求められます。
・長く快適に暮らせる家
地球環境保護の観点から、戸建て住宅も従来のビルド&スクラップではなく、長寿命化が求められています。
以前は30~40年での建て替えが前提でしたが、これからの住まいはお子さんが巣立ったあとの老後の暮らしやすさも考えなければいけません。
■首都圏で住みやすい家を建てるコツ
・家事動線にこだわる
共働き世帯の多い首都圏では、炊事・洗濯・掃除をスムーズにこなせる効率的な家事動線をつくることが大切です。
限られた床面積の中で効率的な水回りの配置を考えるのは大変ですが、じっくりこだわるべきポイントです。
なるべく短いルートで、複数の家事を同時進行できる間取りを考えてみましょう。
キッチンから洗面にショートカットをつくったり、回遊性を持たせて動線の選択肢を増やしたり、家事ラク間取りを採り入れてみてください。
・断熱性と気密性にこだわる
冬は季節風、夏はヒートアイランド現象の影響を受ける首都圏エリアは、意外と一年を通して寒暖差が大きい地域です。
快適で暮らしやすいマイホームにするためには、断熱性と気密性にこだわることが大切。
高気密・高断熱の住まいは冷暖房効率が良く、光熱費を節約しながら快適な室温を保てます。
特に夏場の冷房パワーを抑え、ヒートアイランド現象を抑えることにもつながります。
目に見えない部分ですが、住まいづくりではハウスメーカーの断熱性・気密性への取り組みに注目してみましょう。
・デッドスペースを活用する
広い土地の確保が難しい首都圏では、限られた床面積の有効活用が暮らしやすい間取りづくりのカギとなります。
なかでも注目したいのが、小屋裏や階段下などのデッドスペース。
本来天井や壁で隠れてしまう空間を有効活用することで、収納や居住空間を増やすことができます。
ロフトやスキップフロアなど、デッドスペースを活かして床面積を増やす間取りテクニックはたくさんあります。
色々な事例を見て、技を盗んでみましょう。
・老後の暮らしを見据える
人口が多い首都圏エリアでは、老後に老人ホームや介護施設へ入居できるかは分かりません。
先のことではありますがどんな状況にも対応できるように、老後も見据えた間取りづくりをしておくのが良いでしょう。
例えば水回りや寝室など生活に必須となる間取りを1階にまとめておけば、足腰が悪くなっても生活しやすいです。
階段や玄関、トイレや浴室など、転倒リスクの高い場所に手すりを設置しておくことも大切です。
車いすの可能性も考えて、玄関は広く作っておくとスロープなどで対応できます。
■東京エリアの住みやすい注文住宅実例
土地や費用の条件が厳しい東京エリアで、暮らしやすい間取りアイデアをたくさん盛り込んだ注文住宅をピックアップしました。
事例①:立川市
ホワイトにまとめたシンプルモダンの外観は、街並みの変化が激しい東京でも流行に左右されない素敵なデザイン♪
通り側の窓を減らし、目線が気にならないようにしているのも首都圏ならではの工夫です。
左右どちらからも出入りできるアイランドキッチンは、動線効率が良く人気のレイアウト。
LDKと隣接するモダン和室は、応接間から在宅ワークまで幅広く活用できる多目的ルームです。
【事例の詳細】空間のつながりを意識した、開放感あふれる素敵な住まい|立川市
事例②:八王子市
全面吹き抜けの開放的なリビングは、長時間過ごしても閉塞感のない素敵な空間に。おうち時間が増えている令和時代にピッタリですね♪
リビング階段と回廊の組み合わせで独立の廊下をなくし、床面積も有効活用しています。
玄関も直接お部屋に行けるレイアウトで廊下をなくし、その分広くつくりました。賃貸やマンションにはない広い玄関も、注文住宅ならではの使いやすい間取りです。
【事例の詳細】吹き抜けとパティオで、建物隅々まで明るく暖かい住まいに。|八王子市
■令和時代の暮らしやすい人気間取り
現代のライフスタイルにマッチする、おしゃれで暮らしやすい人気の間取りをピックアップしました。
・吹き抜け
おうち時間が増えている令和時代には、吹き抜けの開放的な間取りがピッタリ♪
高い天井のお部屋は長時間過ごしても閉塞感が少なく、快適な環境で在宅ワークや子育てに取り組めます。
気持ち良い全面吹き抜け以外に、程よい開放感と明るさを得られる部分吹き抜けなどバリエーションも豊富です。
・リビング階段
LDKから直接二階に行けるリビング階段は、動線効率が良くなる人気の間取りです。
キッチンを中心とした家事動線で時短になるうえ、家族のコミュニケーションが自然に生まれるのも魅力的。
昔は「リビング階段は寒い」と言われていましたが、高気密・高断熱化が進んだ現代の住まいなら大きな問題にはなりません。
廊下のない間取りにすることで床面積を省略でき、リビングを広くつくれるのも大きなメリット。
・オープンキッチン
壁のない開放的なオープンキッチンは、デザイン・利便性ともに優秀なレイアウトです。
キッチン自体がおしゃれなアクセントになり、リビングダイニング全体の意匠性がアップするのが大きな魅力♪
でき上ったお料理をサッと配膳できる動線効率の良さも、オープンキッチンのメリットです。
・中二階
階段の途中につくる中二階スペースは、通路を活用して効率的に書斎を設置できるのが魅力♪
自宅ならそれほど階段を通ることは多くないので、意外と集中できる環境を作れます。
踊り場の窓を活用して自然光を採り入れやすいので、気持ち良いデスクスペースになるのもメリット。
個室の書斎をつくるのが難しいときは、中二階デスクを検討してみましょう。
・ルーフバルコニー
プライベートスペースとして活用しやすいルーフバルコニーは、首都圏エリアのアウトドアリビングにピッタリ♪
お庭だとご近所の目線が気になりますが、ルーフバルコニーならゆっくり家族だけの時間を楽しめます。
道路に出て事故に遭うリスクがないので、お子さんやペットの遊び場にも良いですね。
・中庭
コの字状の中庭スペースも、通りから見えにくいプライベートスペースとして活用できます。
コンパクトな中庭は坪庭感覚で観葉植物を飾って楽しむのも良いですね。
中庭に面する間取りに自然光が入りやすく、明るい住まいになるのもうれしいポイント♪
・畳スペース
最近の新築住宅はフローリングの間取りがメインですが、多目的に使える畳スペースも再注目されています。
上の写真のようなリビングに隣接する和室は、お子さんのお昼寝や遊び場、アイロンがけスペースなど家事や育児で大活躍。
お子さんが小さい時期にパパママと川の字で寝る、簡易寝室としても使えます。
ヘリなし畳や壁紙のチョイスで洋室に合うモダン和室もつくれますので、オリジナリティの高い間取りが欲しい方も検討してみてください。
・デスクスペース
在宅ワークが一般的になりつつある現代、集中しやすい専用デスクスペースがあると暮らしの質がアップします。
リビングにつくるデスクスペースも、壁の配置に工夫するだけでグッと集中しやすくなります。
個室が難しい場合も、間取りアイデアで働きやすい在宅ワークスペースを考えてみましょう。
■まとめ:首都圏エリアこそ間取りの工夫で、暮らしやすいマイホームを♪
東京を中心とする首都圏エリアでは、ライフスタイルの変化に対応できる暮らしやすい住まいづくりを目指しましょう。
老後のこと、お子さんの成長、在宅ワークへの対応など考えることは多いですが、しっかりこだわることで住みやすい家に仕上がります。
デザイン・住みやすさともにこだわる家づくりなら、わたしたちウェルホームにもぜひご相談ください。
東京・埼玉・神奈川の首都圏エリアで、楽しく快適に暮らせる住まいづくりをお手伝いしています。
横浜・八王子・立川には、間取りのアイデアやデザインを体感いただけるモデルハウスもご用意しています。住まいづくりの第一歩として、お気軽にご活用ください。