後悔しない二世帯住宅の考え方|東京の二世帯注文住宅事例

おしゃれな二世帯住宅の玄関

高齢化が進むこれからの日本では、両親と一緒に二世帯住宅を建てるケースも少なくありません。

しかし実際に二世帯住宅を建てた先輩たちからは、さまざまな後悔の声を聞くことが多いのではないでしょうか。

今回は二世帯住宅でよくある後悔の原因と対策をセットで詳しく解説します。

 

 

■「二世帯はデメリットだらけ」と言われる理由

二世帯住宅の外観

二世帯住宅はコスト面や子育てなどのメリットも大きいですが、それ以上にデメリットが強調されることが多いですよね。

二世帯住宅のデメリットによって後悔してしまうご家庭が多いのは、世代間のギャップを考慮せず間取りを作ってしまうためです。

昭和以前の日本では二世帯住宅が当たりまえでしたが、平成にかけて核家族化が進みました。

二世帯住宅の方が少数派になったことで、今まで当たりまえだったことがデメリットとして目立つようになったのです。

また平成~令和にかけてライフスタイルが多様化していることも、二世帯で暮らす難しさにつながっている原因の一つと言えるでしょう。

しかし最近は高齢化に伴い二世帯住宅がまた増えてきているため、デメリットもある程度出尽くしています。

しっかり対策すれば暮らしやすい二世帯住宅を建てることは難しくありません。後悔の原因と対策をセットで覚えておきましょう。

 

■二世帯住宅の後悔と対策

 

後悔①:生活時間帯のずれが気になる

お仕事現役の子世帯とすでに引退した親世帯は生活時間帯が異なるため、音や振動が気になるケースが多いようです。

お互いの就寝時間に活動されると、朝食の準備や帰宅時のエンジン音などがストレスになります。

 

【対策】⇒寝室の位置関係にこだわる

間接照明の落ち着いた寝室

生活時間帯のずれがある場合は、寝室とほかの部屋の位置関係にこだわって静かな環境を作りましょう。

例えば仕事の関係で夜遅く帰宅するなら、寝室と玄関は離した方が良いです。

リビング・キッチンなども生活音が出やすい間取りなので、寝室との位置関係に注意して下さい。

特に上下の重なりはなるべく避け、隣り合う場合はクローゼットを挟むなどの工夫を盛り込みましょう。

 

後悔②:一部屋が小さく自由度がない

1つの家に2家族が暮らす二世帯住宅は、どうしても各部屋が小さくなって間取りの自由度も低くなってしまいます。

せっかくの新居なのにくつろげるお部屋が無いと、暮らし始めてから大きな後悔につながる可能性があります。

 

【対策】⇒間取りのムダを無くす

効率的なリビング階段の間取り

二世帯住宅でもひろびろおしゃれな空間をつくるには、間取りのムダやデッドスペースを無くすことが大切です。

例えば廊下をなくしてリビング中心の生活にすれば、2畳前後の床面積を節約できます。

階段下・屋根裏など、本来壁や天井で隠れてしまうデッドスペースも収納などに活用しましょう。

 

後悔③:友人を呼べない

せっかくの新居なのに、お互いに気を使って友達を呼べないのも後悔する方が多いポイントです。

特にリビング共有の間取りだと、共通の友人以外は招きにくいことがほとんど。

 

【対策】⇒アウトドアリビングを活用

プライベート感のあるルーフバルコニー

ルーフバルコニーやウッドデッキなどのアウトドアリビングは、二世帯住宅の来客スペースにピッタリの間取りです。

家の内外で分断されているので話し声なども気になりにくいですし、共有スペースを通らず友人を招き入れられるのも良いですね。

 

後悔④:好きな時に使えない

お風呂やキッチンなどの水回り設備を共有すると、順番待ちのストレスが後悔の原因になることも多いです。

順番のことで気兼ねしたり、使い方の違いで揉めたり、設備は特に後悔しやすいポイントです。

 

【対策】⇒ライフスタイルに合わせて分離する

二世帯住宅の広いキッチン

この後詳しく解説しますが、二世帯住宅の水回り設備はライフスタイルをしっかり確認して共有・分離を検討しましょう。

細かくシミュレーションすることで、何を共有して分けるべきなのかが分かり、後悔を防ぐことができます。

 

後悔:⑤デザインがいまいち・・・

二世帯住宅の外観は多くの意見をまとめないといけないため、おしゃれに仕上げるのが難しい傾向があります。

シルエットも大きくなるので、間延びした印象になって後悔するパターンも・・・。

 

【対策】⇒二世帯住宅が得意な施工店を選ぶ

完全分離型の二世帯玄関

二世帯住宅のデザインは間取り・立地も関係してくるため、ノウハウを持った施工店に相談するのが一番効果的な対策と言えるでしょう。

二世帯住宅づくりに慣れたハウスメーカーなら、二家族の意見をまとめるサポートも期待できます。

特に親世帯に土地や予算を提供してもらうとパワーバランスが崩れやすいので、ハウスメーカーに間に入ってもらうのがおすすめです。

 

こちらのコラムでおしゃれな二世帯住宅の事例をご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

 

■後悔しない二世帯住宅の考え方

 

・お互いのライフスタイルを知る

二世帯住宅の小上がりリビング

二世帯住宅の後悔を防ぐためには、まず親・子それぞれのライフスタイルをしっかり把握することが大切です。

お互いのライフスタイルを考慮せず自分たちの都合だけで間取りを作ってしまうと、どこかでストレスが発生してしまいます。

血がつながっている肉親とはいえ、世代が違えば考え方やライフスタイルも変わります。

間取りづくりを始める前に家族会議を設け、二世帯住宅に何を求め、どんな過ごし方を望んでいるのか話し合いましょう。

 

・暮らしをリアルにシミュレーションする

ライフスタイルと合わせて考えたいのは、二つの家族が一か所で暮らす場合のリアルなシミュレーションです。

例えば朝食を採る時間や洗面所を使うタイミングが重なるようなら、キッチン・ダイニング・洗面は分けたほうが良いという判断ができますよね。

シミュレーション不足で共有の間取りにしてしまうと、忙しい朝に混みあってスムーズな生活を送れません。

第一案となる間取り平面図ができた時点でまた家族会議を開き、朝・昼・夜などの時間帯や来客時など、細かく生活をシミュレーションしてみましょう。

 

・メリット/デメリットを公平に検討する

二世帯住宅を建てるメリット・デメリットをフラットな目線で検討することも、後悔を防ぐ重要なポイントです。

コストや子育てなどメリットばかりに目を向けていると、デメリットを見逃してしまい後悔を防げません。

デメリットや欠点もあらかじめ知っておけば、対策を立てて後悔を防ぐことが可能になります。

 

・間取りタイプを軸に考えない

二世帯住宅はよく完全分離型・部分分離型・完全同居型の3タイプに分けられますが、間取り分類を軸に考えない方が良いでしょう。ライフスタイルを軸に共有する場所と分離する場所を考えるのが基本で、どの間取りタイプになるかはその結果です。

  • 完全分離型:すべての設備を2つ作り、居住スペースを完全に分離する
  • 部分分離型:ライフスタイルに応じて一部の設備を共有する
  • 完全同居型:リビングや設備を共有する

どの間取りタイプにもメリット・デメリットがあり、最初から決めつけてしまうと暮らしやすい間取りにならず後悔する可能性があります。

例えば完全分離型の間取りはお互いのプライバシーを保ちやすいですが、すべての設備を

2つ作るので一部屋が小さくなりコストも増加します。もしキッチンやお風呂など水回りを共有できるライフスタイルなら、部分分離の方が暮らしやすくなる可能性が高いです。

「うちは完全分離で」と最初から決めつけず、すべての可能性をフラットに検討して一番良い選択肢を選びましょう。

 

・意見はしっかり伝える

二世帯住宅づくりでは、親子どちら側も感じたことや要望をしっかり相手に伝えることが重要です。

相手に気を使って譲歩してしまったポイントは、後に大きな後悔へとつながる恐れがあります。

「リビングは2つ欲しい」「お料理は一人でしたい」など、思ったことはまずはっきりと伝えることを心がけましょう。生活費の負担バランスや家事の分担なども、しっかり最初に決めておくべきです。

逆に言えば、この段階ではっきり意思表明できない関係性だと、どんなに工夫した二世帯住宅を建てても後悔する可能性が高いです。

二世帯住宅で一番大切なポイントと言っても過言ではありませんので、しっかり関係性を確認・構築しましょう。

 

■まとめ

二世帯住宅はデメリットが目立ちますが、しっかり把握して対策すればおしゃれ&快適に仕上げることは難しくありません。

親子世帯でしっかりとコミュニケーションを取り、後悔しない二世帯住宅で素敵に暮らしましょう。

施工実例一覧

 

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