子育てのしやすさは、生活環境も大きく影響します。
家の中での過ごし方はお子さんの成長に、周辺の環境や防犯性などはお子さんの安全性に関わってくるでしょう。
ではマンションと一戸建て住宅のどちらが、子育て家族に最適な環境と言えるのでしょうか。
今回はマンションと一戸建て住宅、それぞれのメリット・デメリットをまとめてお伝えします。
さらに子育てママに人気の間取りもご紹介するので、新築の間取り計画にぜひお役立てください。
Contents
■子育てに最適なのはマンションか戸建てか
子育て家族にとって、マンションと一戸建て住宅のメリット・デメリットをご紹介します。
どちらがいい悪いではなく、家族にとって何を重視するのか、デメリットへの対策がとれるのかが大切です。
それぞれどのような生活が送れるのか、イメージしながらご覧ください。
子育て家族がマンションに住むメリット・デメリット
子育て家族がマンションに住むメリッとデメリットは次の通りです。
【メリット】
- 子育て世代が集まりやすいので、家族ぐるみのお付き合いがしやすい
- マンション内に同世代が多いので、子どもにお友達ができやすい
- セキュリティがしっかりしているので、子どものお留守番も安心
- エントランスに子どものプレイスペースが整っていいるマンションがある
- 病院やスーパー、学校や保育園などの環境が整った立地に建てられているので利便がいい
- 売却がしやすいので、ライフステージの変化に対応できる
- 間取りがワンフロアなので、子どもに目が届きやすい
- 交通の便がいい
【デメリット】
- 子どもの走り回る音や壁をたたく音で、迷惑をかけていないか気になる
- 子どもの成長と共にリフォームを検討しても、設計の問題から間取りの変更に制限がある
- 庭をもつことができない
- 間取りが限られている
マンションは環境の整った立地に建てられることが多いので、生活しやすさは約束された状態です。
またオートロックや監視カメラ、管理人の常駐など、セキュリティが整っているので、お子さんの安全を守ることができます。
とはいえ建物の設備が整っているということは、それだけ管理費や修繕費が重くのしかかってきます。
お子さんの教育などにお金のかかる子育て家族にとっては、負担に感じられるかもしれません。
子育て家族が戸建て住宅に住むメリット・デメリット
子育て家族が戸建て住宅に住むメリッとデメリットは次の通りです。
【メリット】
- ある程度であれば、子どもが騒いだり走り回ったりしても容認できる
- 家族の生活に合った間取りを整えやすい
- 庭を作れるので外遊びができる
- ペットを飼いやすい
- 家族分の駐車場を確保できるので、子ども連れのお出かけがしやすい
- 自然環境が近い
【デメリット】
- 防犯性が脆弱になりがち
- 立地によっては子どもが少なく孤立することも
一戸建て住宅の一番の良さは、生活環境が独立しているので騒音問題に悩まされずにすむことです。
お子さんに何ど「静かに歩いてね」「壁をたたかないでね」「夜におもちゃの音を鳴らすのはやめてね」と声をかけても、完璧に守ってもらうことは難しいでしょう。
親だって自分の家に居ながら自由にさせてやれないもどかしさと、周りに迷惑をかけてるんじゃないかと言う気負いはかなりのストレスになります。
一戸建て住宅は建物が独立しているので、物音が他の家に響くことはありません。
また気密性の高さにこだわれば、大きな声や楽器の練習音なども周囲に漏れにくくすることができます。
デメリット対策としては、子育てしやすい環境が整うのか、治安なども含めて慎重に調べておきましょう。
子どもの目線になって、登下校の時間帯に周辺を歩いてみるのがおすすめです。
■子育て家族に人気の間取り10選
こちらでは子育てしやすい間取りを「コミュニケーションが取れやすい」「生活がスムーズに進む」「お子さんの安全性」などの観点から、ピックアップしてご紹介します。
新築の間取り計画にお役立てください。
①オープンキッチン
キッチンをオープンにすることで、家事をしながら家族とコミュニケーションをとったり、小さなお子さんの様子を伺ったりすることができます。
キッチンカウンターの一方を壁に付けるペニンシュラキッチンは、もう一方にガードを付けるだけで、危険なキッチンにお子さんが入らないようにブロックできるのでおすすめです。
②リビング横の畳スペース
畳はクッション性があるので、小さなお子さんが転んでも大きなケガになりにくいので安全です。
直に座ることができるので、お子さんものびのびと遊ぶことができるでしょう。
またお昼寝や、おむつ替えをするスペースとしても役立ちます。
写真のように小上がりにすることで、壁を設けなくても空間をゾーニングすることができ、段差を利用して大型収納にすることも可能です。
小上がりについてはこちらのコラムで詳しくお伝えしています。
③土間収納
土間収納があると、ベビーカーをたたむことなくそのまま収納ができます。
土間は多少の土が上がってもお掃除が楽なので、お外遊びの道具やスポーツ用品、ストライダーなど「家に上げるのは避けたい、でも外に置いたままにもしたくない」そんなお子さんの道具をたくさん収納できるので便利です。
④ファミリークローゼット
ファミリークローゼットとは、家族の洋服関連を全てひとまとめに収納するウォークインクローゼットです。
特にお子さんが小さい内は、子ども部屋をあまり利用しないので、ファミリークローゼットをランドリールームや脱衣室に隣接してつくると、洋服の出し入れが楽になります。
⑤子ども部屋
子ども部屋はお子さんの成長と人数に対応できるようにしておきましょう。
新築時には大きな部屋をつくって、お子さんが成長したら仕切れるように入り口や窓を整えておきます。
さらにお子さんが巣立った後の利用方法も、視野に入れておくといいですね。
⑥ランドリールーム
お子さんが居ると、洗濯物が一気に増えてしまいます。
ランドリールームがあると、時間や天候に左右されず、いつでも洗濯をすることが可能です。
また外干ししなくて済むので、花粉や黄砂、虫などが洗濯物につくのを防げます。
⑦スタディコーナー
お子さんが小学生くらいの時期は、リビングで宿題をすることがほとんどです。
リビングにスタディコーナーを作っておくと、ダイニングテーブルを占領されることがありませんし、勉強道具を収納するスペースも整えやすくなります。
⑧手洗い場(洗面台)の配置
手洗い場(洗面台)を玄関付近につくると、帰宅してすぐに手を洗うことができるので衛生管理がしやすくなります。
お客様にも、洗面台を貸しやすくなるでしょう。
⑨外遊びのできる環境
家の敷地内に、お子さんの遊び場になる外スペースがあると便利です。
道路への急な飛び出しや、外からの侵入などへの不安が軽減できる、中庭やルーフバルコニーをつくって、外遊びを楽しんでもらいましょう。
⑩リビング階段
リビング階段は、家族の集まるスペースを通って二階の子ども部屋に上がる動線が繋がるので、自然とコミュニケーションをとる機会を増やすことができます。
お子さんが小さな内は階段の段差でケガをしないように気を付けましょう。
■まとめ
マンションと一戸建て住宅のどちらにも、子育て家族にとってのメリット・デメリットがあります。
子育てに何を重視するのか、自分達家族のライフスタイルにどちらがマッチするのか、慎重に検討してみましょう。
さらに子育てママに人気の間取りとして、子育てしやすく生活が快適に過ごせる間取りをまとめてご紹介しました。
間取りの自由度は一戸建て住宅にしかありませんが、ポイントを抑えるだけでも子育てのしやすい環境を整えることができるでしょう。
子育てしやすい環境とは、親目線に感じられがちですが、親の気持ちと時間に余裕をもつことができれば、子どもの快適さに繋がります。
家族みんなが笑顔あふれる生活がおくれるように、子育てしやすい環境を整えていきましょう。
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