中庭のある家に憧れを持つ人も多いのではないでしょうか。
誰にも邪魔されないプライベートな空間、家にいながら緑あふれるおしゃれな庭、このような理想の空間づくりが可能です。
今回は中庭のある家を選ぶメリット・デメリットについてそれぞれ紹介していきます。
目次
■家に中庭があるメリット5選
・すべての部屋が明るい
・安心して過ごせるプライベート空間
・風の通りも確実に確保が可能
・家にいながらアウトドアが楽しめる
・高級感がありおしゃれな家になる
■家に中庭があるデメリット5選
・土地の関係上中庭がつくれないことも
・虫や湿気に悩まされることも
・家事動線が不便になることも
・建築費用がかかってしまうことも
・メンテナンス費用が高くつくことも<
■中庭のある家を選ぶ際のポイント
・動線の確保が重要
・排水関係は計画的に
・窓のサイズや配置
■まとめ│中庭は必要に応じてつくらないと損をすることも
■家に中庭があるメリット5選
中庭があることで得られるメリットについて紹介します。
見た目がおしゃれなだけでなく、中庭があることで実際に住む際機能的な面も多々あるため、参考にしてみてください。
・すべての部屋が明るい
中庭があることで家全体が明るくなるというメリットがあります。
採光を十分に取り入れることでどの部屋にも日差しが行き届き、冬場など家の中が暖かい状態を保つことが可能です。
最近では都心部の家でも、日当たり改善のために中庭をつくる人が増えています。
暖房の節約にもつながるため、単純に明るいだけでなく経済的にもメリットとなるでしょう。
・安心して過ごせるプライベート空間
中庭をつくることで家族だけのプライベート空間をつくることができます。
壁や植物を活用することで周囲からは視線が届かない空間となり、特に小さなお子さんがいる家は防犯面においても安心できるでしょう。
夏の夜など、窓を開けておきたくても道路に面していると少し怖いなという問題も中庭があることで解決してくれます。
中庭は周囲の目を気にせず、安心してくつろげるスペースとなるため人気があるようです。
・風の通りも確実に確保が可能
中庭に面した窓を開放することによって家全体の風通しが良くなります。
特に夏場など暑くなる時にも、家全体の風通しが良いおかげで部屋の中に熱がこもらず、湿気対策にもなります。
日当たり風通しがよいというのは中庭の大きな特徴でありメリットです。
住む地域によっては窓を開けておくだけでエアコンが必要ないといったこともあるため、間取りや部屋の配置を工夫して中庭の特徴を活かしましょう。
・家にいながらアウトドアが楽しめる
中庭はプライベート空間であり、活用の仕方は人それぞれです。
ガーデニングをしたり、庭園のようなおしゃれな庭にしたり、家族とバーベキューをするなどアウトドアも可能となります。
家族の団らんスペースにすれば常に家族との距離も近くなるため、小さなお子さんがいる家庭では、子供の成長にも大きなメリットとなるでしょう。
・高級感がありおしゃれな家になる
中庭のある家はとにかくおしゃれな印象になります。
中庭のスタイルは住む人によって異なりますが、こだわりをもって自分たちだけの素敵な空間づくりをする人が多いでしょう。
小さな池をつくったり、庭園のような高級感あるスペースにしたりなど、理想を現実にするにはもってこいのスペースです。
楽しみ方はたくさんあるため、理想の庭をイメージしておくとよいでしょう。
■家に中庭があるデメリット5選
中庭がる家はおしゃれで魅力的ですが、なかにはデメリットもあります。
実際に中庭のある家に住んでみたら不便だったと失敗してしまう人もいるため、自身の生活スタイルに中庭が本当に必要かをよく考えましょう。
ここでは中庭のある家のデメリットについて紹介していきます。
・土地の関係上中庭がつくれないことも
中庭をつくるためにはある程度土地の広さが必要となります。
元々中庭がついている家であれば問題ないですが、後から中庭をつくる、または土地を購入してこれから家を建てる場合には注意が必要です。
中庭スペースの広さによっては他の部屋が狭くなってしまい、思うような間取りを確保できない可能性があります。
中庭が狭いと本来の中庭の魅力も半減してしまうため、ある程度余裕を持って土地なども検討するとよいでしょう。
・虫や湿気に悩まされることも
中庭の形、家の間取りによっては排水関係がネックになることがあります。
特にロの字型の中庭の場合、排水設備を設けないと梅雨や夏場など雨が降った際にいつまでも水が溜まってしまい、湿気や虫に悩まされる可能性があるのです。
水はけの問題を見落とさず、住む前にしっかりと対策を練っておきましょう。
・家事動線が不便になることも
中庭を設けることで家事動線が長くなってしまうことがあるため注意が必要です。
中庭スペースがある分、部屋同士の行き来が不便となり高齢者が一緒に住んでいる家庭では問題が生じるかもしれません。
中庭をつくる際には部屋の配置や間取り、家事動線についても良く検討する必要があります。
・建築費用が多くかかってしまうことも
中庭のある家は構造上コの字型やロの字型になることが多いですが、外壁や角が多くなるとその分建築費用も高くなる可能性があります。
必要になる建材が多く、角を処理する手間がかかってしまうためです。
中庭をつくる場合は、複数の工務店に見積もりを依頼しプランを比較するのがよいでしょう。
・メンテナンス費用が高くつくことも
中庭があることでメンテナンスにかかる費用が高くつくこともあります。
特に屋根付きの中庭だと建築費・メンテナンス費共にかかることがあるため注意が必要です。
湿気対策を行わないことで外壁にカビが生えてしまったり劣化が生じることもあるので、計画の段階で実際に住んでいく際の維持費についても考えるようにしましょう。
■中庭のある家を選ぶ際のポイント
中庭のある家を選ぶ際、快適に暮らすために抑えておくべきポイントについて紹介します。
住み始めてから後悔しないよう、家族のライフスタイルと照らし合わせて中庭の在り方・活用法について検討してみてください。
・動線の確保が重要
家族構成によっては中庭があることで動線の妨げとなり、住んでいて不便に感じてしまうことがあります。
その場合部屋の配置や間取りを意識し、中庭が生活の妨げにならないよう工夫することが重要です。
小さな子供、高齢者、住む人によって生活動線は異なるため、快適な暮らしを送りつつも機能的に動線が確保できるようにしましょう。
・排水関係は計画的に
中庭の水はけが悪く湿気に悩まされることは多いため、排水関係は見落とさないよう注意が必要です。
中庭スペースをどう活用するかにもよりますが、排水機能が悪いと中庭自体がカビや雑草で汚れてしまい、快適な空間ではなくなってしまいます。
手入れが大変で中庭を使わなくなってしまう人もいますが、それでは中庭をつくった意味がなくなってしまいますよね?
中庭を長く快適に使うためには、このような見落としがちな点にも気を配るべきでしょう。
・窓のサイズや配置
窓のサイズや配置によっては風通しが悪くなり、家全体に熱がこもってしまうことがあります。
これでは中庭のメリットを活かしきれないため、そのような風通しに関することについても計画の段階でよく検討しておきましょう。
家の形で風の流れも変わるため、最適な窓のサイズ・配置を工夫し、一年を通して快適に暮らせるようハウスメーカーとも相談するのがおすすめです。
■まとめ│中庭は必要に応じてつくらないと損をすることも
中庭のある家は見た目もおしゃれで、機能的にも住む人にとって様々なメリットがあります。
しかし、生活スタイルによっては中庭が妨げになってしまうこともあるため、本当に中庭が必要なのかよく検討しましょう。
お客様の理想の家づくりをサポートするべく、地域に合わせた提案をさせていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。