施工事例を見る⇒デザイン、性能すべてにこだわった快適住まい|世田谷区
建物の一部を駐車場にして、車を乗り入れられるようにした間取りを「ビルトインガレージ」といいます。
ビルトインガレージを導入すると、家全体に「こだわり感」が生まれ、高級な雰囲気が漂います。
本記事は、独特のデザインを実現できるビルトインガレージは一体どんな特徴を持つのか、さらにビルトインガレージを導入するうえで知っておきたい間取りのコツは何か、解説を行います。
導入を検討している人に向けて知っておきたいことを紹介するので、最後まで見て参考にしてくださいね。
◼ ビルトインガレージの特徴
最初に、ビルトインガレージの特徴を紹介します。
利点も欠点もあるので、建ててから後悔することのないようにしましょう。
車の乗り降りの際、雨風をしのげる
ビルトインガレージ最大のメリットは、「車の乗り降りの際、雨風をしのげる」点です。
子どもが乗車するとき、買い物を終えて家に運び込むとき、ビルトインガレージであれば雨が降っていても風が吹いていても、濡れる心配なくゆっくりと乗車できます。
建物と一体的なデザインを獲得できる
ビルトインガレージに似た特徴を持つものとして、カーポートが挙げられます。
カーポートは通常は既製品を用い、限られたデザインの中から選択することになります。鋼材然とした無機質なデザインが多く、建物の雰囲気と合わないために導入を諦める場合もあります。
一方でビルトインガレージなら、母屋と同様の仕様で建築することも可能で、「雰囲気を合わせて建築」できます。
デザインにもこだわって注文住宅を建てるなら、ビルトインガレージを検討してみましょう。
車以外のモノも収納できる
たとえば自転車、釣り道具、スポーツ用品といったものは、サビたりカビが生えるため、濡らしたくないものです。
ビルトインガレージなら、「外部に置きたいものを濡らさずに収納」できます。
お手入れするときも、雨の日や強い日差しも関係ないのは嬉しいですね。
建築費用が高くなってしまう
一般的なカーポートと比べて、部材が多かったり職人の手間がかかったりするビルトインガレージは、「建築費用が高額になりがち」です。
おしゃれで機能性が高いため魅力的な設備ですが、求める機能に対して適正な費用となっているか検討してから導入を決めましょう。
◼ ビルトインガレージはこう考えろ!
ここからはビルトインガレージを建築するうえで、「こう考えると機能的」「こんな風にするとおしゃれ」というコツを紹介します。
「車から降りてからの動線」を考える
「車を降りてからの動線」を考えることも大事です。
せっかくガレージを設けて、乗降時に雨に濡れない環境が手に入っても、玄関に至るまでの間に濡れてしまっては魅力が減ってしまいます。
車を降りてから玄関に至るまでの動線を考えると、より実用的なガレージになるでしょう。
ガレージから玄関に直接アプローチできる最短の間取りが理想的です。
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平屋は「ビルトインガレージに趣味」を足す
土地に余裕があり、平屋+ビルトインガレージを実現できる人は、ガレージに「趣味を足す」ことを考えましょう。
母屋とガレージの床高さが合っているので、配置を工夫すれば家中どこからでも車を眺められます。車をひとつのエクステリアと捉えてみましょう。
2階建て+ビルトインガレージは「想定+αの広さ確保」を
2階建てでビルトインガレージを設ける場合、玄関を抜けた先にお風呂や洗面所などの部屋を設ける場合が多いでしょう。
敷地が狭い場合、お風呂などを配置してからビルトインガレージを確保すると、ガレージ部分が必要以上に狭くなってしまう恐れがあります。
残った部分をガレージに当てると考えず、「先にガレージに必要な面積を確保してから室内の間取りを確保する」ようにしましょう。
3階建ては「多機能ガレージを目指す」
一方で、3階建てにビルトインガレージを設ける場合は、1階部分はガレージと玄関。2階以上に部屋を設ける場合が多くなります。
リビングダイニングや水回りに十分な床面積を割り振れるので、1階のビルトインガレージ部分には余裕が生まれます。
車を置く場所に加えて、自転車やスポーツ用品を置く場所、2台目を配置する計画を立てるなど、「多機能なガレージ」を目指しましょう。
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2台駐車は「車種の変更も考えて」間取りをつくる
ガレージに2台駐車する予定のときは「車種が変わること」を意識しましょう。
車を2台保有する場合、普通乗用車+軽自動車という組み合わせが多いですが、何らかの理由でどちらも普通乗用車に乗り換える可能性もあります。
乗り換えの際、2台分の駐車スペースのひとつが軽自動車しか駐車できない寸法だと、車がはみ出してしまったり、最悪の場合月極駐車場を利用することにもなりかねません。
車種が変わることも意識して駐車スペースの寸法を決めましょう。
1台分でも乗降時を考えて「スペースに余裕をもたせる」
駐車するのが1台分と決めている場合でも、「スペースに余裕をもたせて設計する」考えが快適なガレージ生活には必要です。
余裕がなければ、乗り降りのとき、荷物の積み下ろしをするとき、不便に感じてしまうでしょう。
また、自転車を利用するようになったとき、駐車スペースに余裕があれば、ガレージ内に駐輪することも可能です。
最低限の寸法よりひとまわり大きなスペースを確保しましょう。
中庭をつなげてガレージを「庭の一部分」と捉えて広々使う
ビルトインガレージに中庭を設けられる、恵まれた敷地条件の場合は、「ガレージと中庭をつなげる」ことも考えてみてください。
つなげることで、お互いに利用価値が向上するでしょう。
たとえば、普段より多くの車を駐車するとき、一時的に中庭にも駐車できます。
逆に、中庭でバーベキューを楽しんでいるとき、屋根のついたガレージ空間が隣接していれば、机や椅子を広げるスペースとして利用することもできるでしょう。
ひと続きの空間になることで、室内から中庭を見たときに実際の広さ以上の広さ感覚を感じられ所有感が増すメリットも考えられます。
開口部は無理に広くしないことを意識する
ビルトインガレージを導入する場合、車が通過するために大きな開口が必要になります。
つまり、柱を立てることができなくなるので、建物の強度は落ちてしまいます。
開口部は大きければ大きいほど、視線が抜けて優れたデザインに見えますが、強度が落ちてしまうことは避けたいものです。
大きな開口部を希望するのはよいですが、構造的な見地から設計者の意見を聞いて、「無理のない大きさの開口にする」ようにしましょう。
排気ガスが充満しないよう対策を考える
四方を壁で囲むタイプのビルトインガレージの場合、排気ガスがガレージ内に溜まる可能性を認識しましょう。
充満してしまうと、健康に影響を及ぼすので、適所に窓を設けたり、換気扇を設置するなどして「積極的に排気できるよう工夫」をしましょう。
◼ まとめ│建物と一体のメリット・デメリットを認識
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ビルトインガレージのある間取りについて、特徴とコツを紹介しました。
導入することで、高い利便性と優れたデザインを実現できるビルトインガレージは取り入れたいアイデアです。
一方で、建築費用が高くなるなどデメリットがあることも確かです。
特徴を把握して、あなたの理想に合致した駐車環境を手に入れましょう。
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