郊外の環境の良い、広々とした土地に一際大きな純和風の家が目立つY様邸。Y様のご家族は、お母様とお二人の御子息の３名。建替えをされるにあたり、以前の家の良さを残しつつ、新たに斬新なデザインも混在させ、純和風の『ほっこりとできる家』をテーマに打ち合わせを進めていきました。外壁には、パワーボードを使用。パワーボードを使用して、ここまで純和風を表現できたことに圧巻。屋根には、鬼瓦を、玄関には、磨き杉丸太を設置し、古来の日本建築の伝承もされています。玄関から一歩中に入るとそこには、天然の木の温もりがあります。床、建具、玄関収納…至る所に、無垢材が使用されています。LDKの勾配天井には、化粧梁で造作したシンボル。一見すると不思議な存在ですが、朱赤色のクロスがスパイスとなり、なんともLDKの空間に溶け込んでいます。キッチンは、最先端の機器を設置、こちらも純和風のデザインを損なわないように、扉には無垢材のパネルを使用。廊下を挟んで、二間続きの老舗旅館を彷彿させる和室には、立派な欄間があり、広々とした広縁も。そこから、敷地内にと生い茂る竹藪を眺めることができる空間があります。ご高齢のお母様が、畑仕事をされて疲れた体を癒せる『ほっこりとできる家』。LDKの掘り炬燵に座り、ご家族の皆さんが楽しくおしゃべりをする声が絶えることないＹ様邸は、弊社の純和風物件の代表になりました。