注文住宅では人気の「小上がり」のスペース。
昔の住宅やアパートなどではほとんど見ない間取りなので、なおさら魅力に感じますよね。
・小上がりってどんな空間?
・メリットやデメリットはあるの?
・おしゃれな小上がりのスペースを見てみたい!
今回はこのような疑問や要望にお応えして、小上がりについて詳しく解説します。
■小上がりとは?
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小上がりとは、1階や2階のフロアよりも1段上がった空間のことです。
他の空間と一体化している小上がりが多いですが、段差があることでちょっとした別空間のように感じることができます。
小上がりの空間は畳が敷かれることも多く、畳コーナーと呼ばれることも多いです。
・小上がりが人気の空間はどこ?
小上がりはリビングに採用する家庭が多いです。
リビングと小上がりの空間をつなげれば、広々としたLDKスペースが完成します。
他には、ダイニングや寝室を小上がりにする方もいます。
下の画像のように、小上がりの一部分だけ床を下げれば、掘りごたつのようになって使い勝手は抜群です。
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寝室の場合は、小上がりを作ってその上に布団を敷くことでおしゃれなベッドが完成します。
使い勝手を考えながら小上がりをうまく活用してみましょう。
・採用されることが多い広さは?
リビングとつながった小上がりだと3~4.5畳くらいの広さが人気です。
子供が遊んだり昼寝をしたり、おとなが趣味の時間を楽しむにも十分な広さですね。
小上がりのダイニングや寝室にする場合は、4.5畳~6畳くらいの広さにする方が多いでしょう。
・小上がりは畳が人気?フローリングでもいい?
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小上がりのスペースを作る方は、畳を選択することが多いです。
畳ならラグやカーペットを敷かなくても、座ったり寝転がったりしやすいですからね。
しかし、フローリングの小上がりでもまったく問題はありません。
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おしゃれなラグを敷けばデザイン性が高まりますし、洗えるカーペットなどを敷けば衛生的にも良いです。
注文住宅なので自分好みの小上がりの仕上げ方を選びましょう。
■小上がりの空間を作るメリット
小上がりの空間を作るメリットをお伝えします。
・LDKとつなげることで空間が広く感じる
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LDKと小上がりをつなげることで空間が広くなります。
実際に20畳のLDKに3畳の小上がりスペースがあれば、3畳分は広くなっていますからね。
しかし、小上がりスペースを作ることで実際の畳数以上に広く感じることがあります。
なぜなら、目線が伸びるからです。人は奥行のある空間を見ると「広い空間だな」と認識しやすくなります。
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こちらの画像のように、リビングの先に小上がりスペースがあれば、奥行きがあるので目線が伸びて広く感じます。
さらに小上がりに大きな窓がついていれば、目線は外の景色まで伸びるため開放感があると錯覚するのです。
ちなみに、吹き抜けなども同じ効果です。
空間を広く見せたいなら、目線を伸ばすことを意識して見てくださいね。
・腰をかけて一休みできる
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小上がりがあると「バリアフリーじゃなくて使いにくそう」と感じる方もいるでしょう。
しかし、実際は小上がりはお年寄りに優しい間取りでもあります。
なぜなら、小上がりがあると腰をかけて一休みができるからです。
おとなが腰かけやすい高さにしたいなら、40cmくらいの小上がりをおすすめします。
この高さは椅子やソファと同じくらいの高さなので、座ったり立ったりという動作が苦痛になりません。
お年寄りにとって床に座り立ちする動作は、ひざや腰に負担がかかりやすいですからね。
もちろんお年寄り以外でも、みんなが使いやすいスペースになるでしょう。
・子供を遊ばせたり洗濯物を畳んだりと用途が豊富
小上がりスペースはとても使い勝手の良い空間で、たくさんの用途があります。
- 子供が遊んだり昼寝をしたりする
- 子供の勉強スペースにする
- 読書などの趣味を楽しむ
- ごろ寝する
- 洗濯物を畳んだりアイロンをかけたりする
- テレワークスペースにして仕事をする
遊び・睡眠・家事・仕事まで幅広く活用できます。
食事をする場所ではないので、ダイニングのようにテーブルの上を毎回片付ける必要もありませんからね。
家事や子育てを助けるスペースにもなるでしょう。
・小上がりの下を収納として使える
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30cm前後の高さの小上がりスペースがあれば、家の収納量を増やすことも可能です。
上の画像の小上がりの下には、2つの引き出し収納がついています。
引き出し収納をつければ、子供のおもちゃやおむつなどを入れられます。日用品などの収納場所としても便利です。
小上がりを採用するなら、デッドスペースになる空間を有効活用してみてくださいね。
■小上がりの空間を作るデメリット
小上がりスペースがあることによるデメリットを紹介します。
・段差につまづいたり落下する危険性がある
小上がりスペースは段差のある空間なのでケガする危険性は避けられません。
特に小さなお子様がいる家庭は落下には十分注意が必要です。
畳コーナーの三方を壁で囲み、入り口にはベビーゲートをつけるなどを工夫をおすすめします。
また、小上がりスペースの段差が低すぎると視界に入りにくく、つまづいて転ぶ可能性があって危険です。
特に、階段1段分より低い10cm前後の段差はつまづきやすので、最低でも20cmの高さを確保するといいでしょう。
・圧迫感を感じることがある
広すぎたり高すぎたりする小上がりは、圧迫感を与えることがあります。
そのため、隣り合っている空間との広さのバランスを考えながら設計しましょう。
ちなみに、小上がりの周りに壁や扉がなければ圧迫感を感じにくくなります。
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こちらは収納がついた広めの小上がりですが、周りに壁がほとんどないためすっきりとした印象ですよね。
広くて高さのある小上がりを採用したい方は、意識してみてください。
・掃除の手間が増える
小上がりがあると掃除の手間が増えます。
なぜなら、掃除機を持って段差を上り下りしなければいけないからです。
畳を敷いたらクイックルワイパーでササっと掃除することもできません。
また、段差があるとお掃除ロボットも落下する危険があります。
掘りごたつのような小上がりを作るとさらに掃除が手間になりますので、デメリットとして覚えておきましょう。
■おしゃれな小上がりを採用した家の実例を紹介
おしゃれな小上がりがある家の施工事例を紹介します。
事例①:扉付きのおしゃれな小上がり和室
事例を見る⇒お互いのプライバシーを大切に、こだわりあふれる二世帯住宅
板の間や飾り棚のあるデザイン性の高い小上がり和室です。
扉付きなので、小上がり和室を個室として使いたい方にはおすすめします。
扉が白色なので閉めたときにもあまり圧迫感を感じにくいでしょう。
事例②:入り口の曲線が美しい小上がり和室
事例を見る⇒空間を意識した、自然光降り注ぐ開放感のある住まい
入り口の天井部分が曲線のおしゃれな小上がり和室です。
天井や壁にもアクセントクロスを採用して、ナチュラルモダンな空間に仕上がりました。
事例③:小上がりスペースとダウンフロアリビング
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ダウンフロアと小上がりを組み合わせた個性的な間取りです。
大人数が集まったときでも、小上がりの畳をソファ代わりとして使うことができます。
事例④:和モダンテイストのかっこいい小上がり
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格子状の仕切り扉が目を惹く和モダンの小上がりスペースです。
奥にはカウンターもあるため、落ち着いて趣味の時間を楽しむことができます。
■まとめ
小上がりスペースは小さな子供からお年寄りまで使いやすい間取りです。
LDKとの広さのバランスを考慮しながら、使い勝手の良い小上がりを作ってくださいね。
他にもたくさんの事例がありますので良ければご覧ください♪
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