おしゃれなマイホームの定番間取りになりつつあるリビングイン階段。
この記事ではおしゃれなリビングイン階段の間取り実例を見ながら、メリットやデメリット、寒さ対策を学びましょう。
Contents
■リビングイン階段とはどんな間取り?
今まで階段は玄関ホールや廊下に配置するのが一般的でしたが、最近はリビングの中に設けるお住まいが増えています。
一昔前までは、リビングが寒くなるため避けられることが多かったのですが、断熱性が向上したことで選びやすくなったのが大きな理由です。
リビングを中心とした効率の良い動線づくりや、おしゃれな間取りを作りやすいのもリビングイン階段の魅力♪
■おしゃれなリビングイン階段実例
さっそく実際の注文住宅の中から、おしゃれなリビングイン階段の間取りを見ていきましょう。
詳細ページにはお住まい全体のデータや写真も用意していますので、気になったお家があったら要チェックです♪
実例①:スケルトン階段をリビングのアクセントに
リビング内で目立つ階段ですが、骨組みと踏板のスケルトンデザインでおしゃれなアクセントに♪
スケルトン階段なので窓からの光を遮らず、階段下スペースも有効活用することができます。
実例②:中二階×リビングイン階段
リビングイン階段の途中に中二階のデスクスペースを設けた、おしゃれ&機能的な間取りアイデアです。
キッチンや水回りから二階への効率的な動線と、程よい距離間のプライベートスペースを両立しています。
実例③:吹抜け×リビングイン階段
大きな吹抜け空間とリビングイン階段は、デザイナーズハウスで定番のおしゃれな組みあわせです。
テレビ裏の階段は壁量を調整して、二階へのつながりを見せつつ生活感はさりげなく隠しています。
■リビングイン階段のメリット
・廊下を省略できる
リビングイン階段を上手に活用すると長い廊下を省略できるため、総床面積はそのままに広い空間を作れるのが大きなメリット♪
例えば廊下を2畳分省略できれば、10畳のリビングが12畳に広がるワケです。結構大きいですよね。
・動線効率が良くなる
住まいの主役であるリビングから直接二階に行けるリビングイン階段は、効率の良い家事動線・生活動線を作れるのもうれしいポイントです。
「リビング⇒廊下⇒階段⇒二階」から廊下へ移動を省略できるので、普段の移動がスムーズに。
リビングを回廊のように使うことでほかのお部屋とのつながりも良くなり、家事や毎日の生活も効率よくこなせます。
・家族の顔が自然に見える
外出・帰宅の際に必ずリビングを通る間取りは、家族が自然に顔を合わせてコミュニケーションが生まれやすいのもメリットの一つ。
玄関から階段⇒自室に直行できる間取りだと、思春期のお子さんと顔を合わせる機会はどうしても減ってしまいます。
学校から帰ってきたとき「おかえり」「ただいま」が自然に生まれる間取りは、これから子育てに臨むご家族にピッタリ♪
・リビングの開放感がアップする
リビングイン階段はお部屋の行き止まり感がなくなり、開放感が大きくアップするのも意外なメリットです。
次の間取りへのつながりが見えることで、同じ床面積でも広く見える効果が期待できます♪
踊り場や二階の窓から入った光がリビングに届いて明るいお部屋になるのも、開放感アップにつながります。
・デザインバリエーションが増える
吹抜け・中二階などいろいろな間取りとの相性が良いリビングイン階段は、オリジナリティの高い家づくりを目指す方にもおすすめです。
階段の位置やデザインでリビングにかなりバリエーションが出るので、思い通りのお部屋に仕上げやすくなります。
■リビングイン階段のデメリット
・ニオイが上の階に漏れる
リビング階段で上下階がつながると、お料理中のニオイが二階まで広がって気になるケースがあります。
ニンニクなど香りが強いお料理が好きな方は特に気になることが多いようです。
対策としては、キッチンのコンロ周りに壁を増やしてニオイの拡散を抑えるのが良いでしょう。完全なオープンキッチンではなく、壁を増やしてセミオープンレイアウトにするのも効果的です。
・来客時にリビングを通りにくい
上下階の移動時に必ずリビングを通る間取りは、お客さんが来ているときに気兼ねしてしまうパターンも少なくありません。
部屋着のままリビングに出たり、お風呂上りの姿を見られたりするのは避けたいですよね。
来客が多いご家庭でリビングイン階段を作るなら、応接スペースを別途設けたり、階段の配置を目線から外したりするのが効果的です。
お風呂や洗面所へのショートカットを作って、お客さんとバッティングしないようにするのもおすすめです。
・冷暖房効率が悪い
リビングイン階段は夏のエアコン・冬の暖房効率が低下するというのも、良く言われるデメリットです。
リビングと二階がつながると空気の体積が増えるため、適温になるまでの時間が増え、光熱費も余計にかかってしまいます。
リビングイン階段の冷暖房効率と寒さ対策は特に力を入れるべきポイントなので、次の章で詳しく解説します。
■リビングイン階段の寒さ対策
・高気密高断熱で建てる
リビングイン階段をはじめとする広いお部屋の寒さ対策の基本は、住まい全体を高気密高断熱で建てることです。
全体を断熱層ですき間なく包めば、広い空間でも少ない光熱費で暖かい環境をキープできます。
外気の影響を受けにくくなるので夏のエアコンも効きやすくなり、一年を通して快適な家になります。
高気密高断熱の詳しい内容については、下記のコラムも参考にしてください。
【関連コラム】⇒東京でも高気密・高断熱の家を建てた方が良いワケ
・上下階に扉をつける
さらにリビングの寒さ対策を強化するなら、階段の上下どちらかに扉をつけてしまうのも一つの手です。
移動時のひと手間は増えてしまいますが、普通のリビングと変わらない広さになるので寒さは問題ありません。
扉があると音漏れ対策になるので、家族の生活時間帯にずれがある場合にも効果的な対策です。
・カーテンやロールスクリーンをつける
扉より簡易的な方法としては、リビングイン階段の出入り口にカーテンやロールスクリーンをつけるのも一つの手です。
冬の間だけカーテンをつけて、使わない季節は外しておくといった柔軟な使い方も可能です。
階段の上枠部分に下地だけ入れておいて、最初の冬を過ごして寒いと感じたらカーテンを追加できるようにするのも良いでしょう。
・シーリングファンで空気を循環する
リビング階段と吹抜けを組み合わせる場合、天井にシーリングファンを付けると暖かさをキープしやすくなります。
天井が高いと暖められた空気が上部に溜まり、暖房をつけても床面が寒くなってしまいます。
シーリングファンで空気をかき混ぜるとお部屋の温度が均一になり、快適な環境をキープしつつ光熱費節約効果も♪
リビングのおしゃれなアクセントにもなるので、積極的に活用しましょう。
■まとめ:リビングイン階段を活用しておしゃれなマイホーム♪
リビングイン階段はデザイン性・実用性ともに優れた間取りアイデアの一つ。
現代の建築技術なら寒さにも十分対策できますので、おしゃれなマイホームを目指すなら積極的に検討してみましょう。
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