4LDKの注文住宅で建てる平屋は、プライバシーや部屋数を重視した間取りのため、お子さんが多い子育て世代はもちろん、書斎などのワークスペース、趣味の部屋なども確保したい方にもおススメです。部屋数や広めの間取りになるため、家事動線を効率的にするための工夫が必要になります。そこで、今回は4LDKの平屋の間取りのポイント、気になる価格と注意点を解説します。
4LDKの平屋の間取り
4LDKは二階建の住宅で一般的な間取りです。リビングダイニング、子供部屋、寝室、和室といった間取りがイメージしやすいでしょう。
子育て世代は、子供部屋+ゲストルームに
子育て世代の場合、リビングダイニング、寝室、子供部屋、来客用の和室の間取りなら、お子さんが和室で遊ぶこともでき、両親などが遊びに来た際、来客用の和室に泊まっていただけます。
介護、コンパクトな二世帯住宅として
親との同居、介護にも対応しやすいのが4LDKの間取りです。二世帯住宅とはいえ部分共用型の間取りですので、建築費も増えずに一般の戸建てとして建てられます。
書斎、アトリエ、ワークスペース、趣味の部屋
プラス1部屋は、夫婦がそれぞれのプライベートな時間を確保できる豊かで自由な空間になります。
書斎にするなら、テレワーク(リモートワーク)のオンライン会議などで、家族の話し声、生活音を気にせず、仕事に集中できます。
趣味の部屋にするなら、大好きな音楽を思いっきり楽しむなら防音にしたい、模型作りに没頭するなら、仕掛中の模型を片付けずに、続きからスキマ時間に趣味を楽しむこともできます。
賃貸、民泊で賃貸収入を得る
もし不動産の有効活用を考えて、プラス1部屋の独立性を高め、賃貸・民泊・ルームシェアのようにシェアする方法もあります。あらかじめゲストを招くことを想定した仕様にすれば、自宅に暮らしながら家賃収入を得るという選択肢もあります。
4LDKの平屋、どんなタイプがある?
4LDKなら、土地の広さ、家族構成、ライフスタイルなどによって様々な形が選べます。
I字型
構造的に安定感があり、リビングを広く確保したい場合に有効です。生活や家事動線をコンパクトにまとめやすいメリットがあります。間取りによっては廊下を通じて音が響きやすくなるので遮音性も考慮した間取りを検討する必要があります。
L字型
ゲストのスペースと、プライベート空間を区分しやすいのが特徴です。変形地の場合、L字型なら土地の形状にあわせて角度をこうできるので、土地を有効活用するならおすすめです。中庭のような庭の空間づくりもしやすい点もメリットです。
コの字型
コの字型は、中庭のある家で採用しやすい形です。中庭のまわりに居室が確保でき、各部屋に光や風を通しやすくなります。構造が複雑になりますので、建築費用は若干かかりますが、居住性の機能性がちょうどいいバランスで人気の間取りです。
ロの字型
建物に囲まれたプライベート空間が確保できます。回遊型の間取りなので水回りの位置や動線を工夫する必要があります。中庭を横断する動線も一案です。注意点としては、水はけです。集中豪雨時の速やかな排水、日常的な排水溝や湿気対策などのメンテナンスが重要です。
4LDKの平屋の相場と広さ
4LDKの平屋を建てるなら、延べ床面積30坪~40坪になるでしょう。平屋のフラットな動線を活かすなら、あまり拡張しないほうが効果的です。平屋の相場は、25~30坪なら1,500~2,000万円、30坪~35坪は1,800~2,450万円、40坪の場合、2,400~2,800万円、といった相場感になります。坪単価は、工務店、間取り、建材、設備などによって異なりますのでご参考まで。
平屋の4LDKの間取りの検討のポイント
平屋が建てやすい土地を選ぶ
住宅街で建ぺい率が50~60%の場合、50~60坪程の敷地があれば30坪以下の平屋が建てられます。40坪になると70坪~80坪の土地探す必要があります。その場合、建ぺい率の制限が緩い郊外を探すなど、土地探しがポイントになります。
4LDKを選ぶ理由
平屋を新築する際に、なぜ平屋がいいのか、4LDKの間取りにしたい理由を明確にしておく必要があります。使わない部屋を増やしてしまうことにならないように、家族構成の変化も考慮して、ちょうどいい広さ、納得がいく間取りを検討しておきましょう。
間取りの可変性を考慮する
子供が独立するまでは部屋数が欲しいと思うかもしれません。でも子供が独立したあとは夫婦世帯になります。そのような場合は、2~3LDKの間取りで建てて、後で部屋を仕切って壁にするリフォームをするという選択肢もあります。間仕切り壁や、スキップフロアにしておくと、リフォーム時にも切り替えがしやすくなります。
収納スペースも可変性を
家族が増えると収納は増えます。部屋数を増やすと居住空間が狭くなりますので、収納の優先度が低くなりがちです。平屋であれば延べ床面積に含まれないロフトの活用により、収納場所も確保でき、空間を縦方向に有効活用できます。デッドスペースにならないようによく利用する部屋につなげて使いやすい位置に設けるのがおすすめです。
水回りの位置と動線がポイント
水回りはできるだけ1か所にまとめるのが基本ですが、二世帯住宅にする場合や、賃貸などの活用を検討するなら、セキュリティやプライバシーを確保して複数のトイレと洗面なども検討する必要があります。シンプルさを優先するなら、部屋数は3LDK程度におさえるのも一案です。
まとめ
4LDKの平屋は、子供部屋を複数確保でき、ワークスペースやゲストルームなどの第4の部屋を確保できます。ライフスタイルの変化に応じて、来客を楽しむ暮らしができる間取り、仕事に集中できたり、プライバシーを守れる間取りも可能です。一方で、ライフステージの変化によって、使わない部屋ができる場合もあります。なぜ4LDKがよいのかを明確にしたうえで、まずは2~3LDKで新築して、将来的にも間仕切りを増やすなど可変性のあるオプションも検討できます。部屋数を変えられる家づくりは、平屋の重要な選択肢になってくるでしょう。25坪~35坪程度のスペースであれば、様々なバリエーションの間取りが可能です。様々なオプションを想定して、設計士に相談されることをおすすめします。
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