2016.08.18

二世帯住宅を考えたら読みたい〜知っておきたい注意点〜

土地や建物を効率良く使えるなどメリットの多い二世帯住宅ですが、異なる生活スタイルを持つ世帯が一緒に暮らすだけに、トラブルになることもあります。そこで、理想の二世帯住宅を叶えるためのポイントを解説していきます。

 

■二世帯住宅とは?

そもそも二世帯住宅とはなんでしょうか? 「祖父母世帯と一緒に暮らす住宅」といえばその通りなのですが、それならば日本の家族は昔から親と暮らすのが一般的でした。

 

例えば、人気アニメ・サザエさんのように、3つの世代が同居するのも珍しくありませんでしたが、戦後から高度経済成長期を経て核家族化が進むと、結婚を機に家族から独立して家庭を持つという概念が浸透していました。

そんな1970年代に生まれたのが「二世帯住宅」という言葉です。一棟の住宅の中に、玄関、バス・トイレ、キッチンがそれぞれ2つずつあるというものでした。ただ、その後二世帯住宅も多様化して、現在では大きく3つのタイプに分けることができます。

 

■完全同居タイプ(玄関×1、バス・トイレ×1、キッチン×1)

まず、最も二世帯の距離感が近いものから紹介していきます。

このタイプは、玄関やバス・トイレ、キッチンをすべて共有して生活するよう設計された住宅です。一般的には「両親と同居する」というように捉えられるものです。

初期費用、ランニングコストともに安く済むというメリットがあるのですが、生活スタイルが違う世帯が同居するとなると、摩擦が生まれがちなのがデメリット。

お風呂の時間、食事の時間など、きっちりと合わせていくのはなかなか難しいものですが、例えば自営業で家族皆が同じ仕事をしているような場合に向いているタイプといえます。

 

■分離タイプ(玄関×2、バス・トイレ×2、キッチン×2)

玄関、バス・トイレ、キッチンからリビングスペースまで、1棟の中ですべて分離するタイプの住宅です。

例えば、祖父母世帯はすでに定年を迎え、仕事を引退していて、親世帯が現役で働いているような場合は、なかなか食事や風呂の時間を調整するのは難しいものです。

その点、すべてを分割しているこのタイプであれば、お互いにストレスがかかることはありません。

 

■部分同居タイプ(玄関×1、バス・トイレ×2、キッチン×2)

玄関は共有するものの、バス・トイレやキッチン(ダイニング)をそれぞれの世帯で分けるタイプの住宅です。

できるだけコストを押さえつつ、それぞれのプライベートはきちんと確保したいといった場合に有効。

お互いに気にならなければ、リビングスペースを共有してもいいですし、「バス・トイレは共有してもOK」、といったように、距離感に合わせてどこまでシェアするかを決めることができるのが魅力です。

 

■二世帯住宅の課題

二世帯住宅を建てるにあたって、考えておかなければならない最大の課題は、ずばりストレスです。

職場や友人との間に感じるものとは違い、毎日のことですので、一緒の家に暮らしていなかった時には気にならなかったような些細なことでも、大きなストレスとなっていく可能性があります。

 

ストレスを抱えて生きるというのはお互いにとってよくないこと。前述したような住宅タイプの中から、自分たちに適したものを選択して上手に付き合っていくことが大事です。

また、建てる際に考えておきたいのが「バリアフリー化」。親世帯が住宅づくりの中心になってしまうと、どうしても疎かになってしまいがちです。

二世帯住宅に住み続けるために重要なのは「お互いへの思いやり」。きちんと祖父母世帯の住みやすさについても考え、十分に話し合った上で購入するようにしてください。

 

■理想の二世帯を叶える注文住宅

マイホーム購入の際は、マンションや建売住宅、注文住宅などから自分に合ったものを選ぶことから始めるのですが、二世帯住宅に関しては、「注文住宅」が大前提です。

祖父母世帯と親世帯の間の距離感によって、理想の二世帯住宅のスタイルが異なることは既に書いた通りです。これを、もともと間取りを含めて形が決まっているマンションや建売住宅に当てはめるのは少し無理があります。

 

まず、お互いの世帯で、どのような暮らしがしたいのかを徹底的に話し合い、その上でハウスメーカーや工務店などにそのポイントを伝えて、自分たちならではの二世帯住宅を作ることが「理想の二世帯住宅」を作るための最短ルートです。

今では、二世帯住宅をモデルハウスとしているメーカーはかなり多くなっています。

ぜひ家族みんなで色々なモデルハウスに出向いて、自分たちの理想に近いものを探してみてください。

 

※記事掲載日2016年8月現在の情報となり、状況が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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