2016.08.18

マンションと一戸建て。資産価値が落ちにくいのはどっち!?

マイホーム選びの入り口は、マンションにするか、一戸建てにするのかを決めることから始まります。この2つを自由に選べる場合、どんなところを基準にしていけばいいのか、チェックしていきましょう。

 

■それぞれの費用を比較する

まずはマンションと一戸建てを、購入費用の面から比較してみましょう。

同じ予算を用意したとすると、土地の値段を含んでいない分、条件面では一戸建てよりマンションのほうが有利です。

条件で有利、とは例えば、駅から近かったり延べ床面積が広かったり…といったことです。

 

ただし、購入しただけで終わらないのが住宅というもの。住み続けていくにはランニングコストもかかりますので、こちらも比較しておかなければなりません。そして、この点ではマンションが不利となります。

一戸建てにかからず、マンションにだけかかるランニングコスト。それは「管理費」や「修繕積立金」です。

マンションにはエントランスホールや廊下、階段など自分の部屋以外に共有スペースがたくさんあります。こういった場所の清掃や補修などは管理会社に外注されていることが多いのですが、その費用は住民から集めた「管理費」で支払われています。

 

また、外壁の塗り替えやエレベーターの交換など、大規模な修繕にはまとまったコストがかかります。これも住民が支払うべきコストですが、一気に捻出するのは大変なので、毎月積み立てていきます。これが「修繕積立金」です。

注意しておきたいのは、これらの費用は住んでいるうちに変化する可能性があるということです。例えば、大規模修繕はあくまでも建設当初の予想をもとにして計算されていますので、より大きな修理が必要になれば、追加負担となります。

一戸建ての場合にも修繕費は自主的に積み立てておくと安心ですが、月々換算してもマンションほどの額にはならないことが多いです。

 

以上のことから、マンションと一戸建てにかかる費用を比較する際は、購入価格だけでなく、ランニングコストも考慮して計算するようにしましょう。

 

■希望をかなえやすいのはどっち?

理想のマイホーム像が頭の中にある場合、それをかなえやすいのは一戸建てです。

マンションの場合、特に広さの面で制限があります。床面積が100平米を超えると、とたんに物件数が少なくなるのがマンションの特徴で、仮に広い物件があったとしても、平均と比べてかなり高値に設定されています。

少なくとも、「広い家が欲しい!」と考えているのであれば、マンションは検討対象から外れます。

 

一方で、家自体の理想よりも、家の利便性を重視すると、マンションのほうに軍配があがります。

マンションは一戸建てと比較して、駅に近い物件の比率が高くなっています。「車を持つ予定はないから、とにかく駅が近いのが楽!」といった場合には、マンションが有利。一戸建てで駅から近い物件は、そのエリアでも高い値付けとなります。

それぞれ、家選びの基準によって希望をかなえやすいのがマンションか一戸建てかは変わってきますので、事前に家族で「何を重視するのか」きちんと話し合った上で検討するようにしてください。

 

■資産価値の下落も考慮して

最初から売ることを考えて住宅を買う人は多くないと思いますが、家庭の事情などにより、家を手放さなければならない状況になることもあるでしょう。

そうなってくると、気になるのが「いくらくらいで売れるのか」ということ。資産価値が落ちにくい物件の方が、将来売ることを考えると有利です。

 

実際の売買価格とは関係のない、あくまでも税務上の計算ですが、一戸建ての耐用年数は短いもので19年、長いものでも34年とされています。これを過ぎると資産価値はゼロになってしまいます。

一方のマンションは47年。より長い時間をかけて価値が徐々に落ちていきます。

 

これだけ聞くと、「マンションの方が資産価値の面では有利」と考えてしまいがちですが、一戸建ての場合、建物は20年程度で資産価値がゼロになったとしても、土地が残っています。

土地には住む以外にもいろいろな利用方法がありますので、現実的に無価値になってしまうことは考えにくいもの。

マンションを購入した場合も、その分土地も持っていることになるのですが、これは敷地全体に対して、自分が敷地権を持っている割合に応じて按分された土地を保有している状態。

 

その土地全体を所有している一戸建てと比べて、資産価値の評価額は大きく下がってしまいます。

資産価値が落ちにくいマンションがあるとすれば、やはりエリア的に人気で、利便性の高い駅近くの物件ということになります。

仮に将来、買い替えたり売却したりすることも考えるならば、このあたりのことも考慮して、マンションか一戸建てかを決めるようにしましょう。

 

※記事掲載日2016年8月現在の情報となり、状況が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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