2016.08.13

事前審査から審査後まで、住宅ローンの段取りが知りたい!

マイホーム購入の際に利用する住宅ローン。頻繁に利用するものではないだけに、その段取りをよく把握していない方も多いことでしょう。そこで、審査から融資実行まで、住宅ローンの段取りを解説していきます。

 

■住宅ローンの事前審査

住宅選びは、まず物件探しから始まりますが、このタイミングで「どこの金融機関の住宅ローンにするのか」を検討しておくようにしましょう。

いざ購入したい物件が決まったら、希望の金融機関に住宅ローンの相談に行きます。この時、はじめに行われるのが「事前審査」です。

住宅ローンの融資を受けるには、「事前審査」と「本審査」の2つの審査に通ることが必要となります。

事前審査とは、ローンの窓口となる銀行などの金融機関が、借りる人の返済能力をチェックすることを言います。

 

一方、本審査は保証会社による調査です(保証会社とは銀行から保証料を受けとり、万が一、ローン返済が滞って貸し倒れが起きた際に、銀行にローン残額を支払う会社です)。

審査事項は事前審査でも本審査でも、そう変わりません。借入時の年齢や、返済負担率、勤続年収、過去の返済状況などが審査されることになります。

いずれにしても、ローンで借りる金額に対する返済能力の有無がカギとなりますので、それを証明する書面をいくつか用意する必要があります。

必要書類は金融機関によっても異なりますが、基本的に以下のような書面が必要です。

 

・所定の事前審査申込書

・本人確認書類(免許書等)

・年収が分かる資料(源泉徴収票等)

・家族の状況が分かる資料(保険証等)

・勤務先の概要が分かる資料(会社案内等)

・現在、借り入れがある場合は、借入中のローンに関する資料

・購入・新築の場合は、販売・施工業者に関する資料

 

事前審査には、こういった書類を提出した後、1週間程度かかることになります。

 

■住宅ローンの本審査

無事、事前審査に通ったら、不動産業者への物件購入申し込みや重要事項説明を経て、売買契約を結ぶタイミングで、正式に住宅ローンの申し込み→本審査を受けることになります。

本審査は前述したとおり、保証会社が行う審査。事前審査よりも厳しいチェックが想定されます。一例として、新築マンション購入の場合の必要書類等を紹介します。

 

・住民票の写し(家族全員の記載があるもの)

・各種健康保険証

・年収がわかる資料(源泉徴収票、住民税課税決定通知書等)

・不動産売買契約書

・重要事項説明書

・建物の間取り図

・実印

・印鑑証明書

 

土地を含む新築一戸建ての場合には、構図や地積測量図、建築確認済書なども必要となります。また、中古マンションの場合、固定資産評価証明書や不動産登記簿謄本などを求められます。

書類提出後は、7~10日程度で審査結果の連絡があります。仮審査は通っても、本審査は通らなかったというケースもありますので、注意しましょう。

 

■本審査に通ったら

晴れて本審査に通ったら、住宅ローン契約をすることになります。契約後、すぐに融資される(お金が振り込まれる)と考えている方もいらっしゃいますが、実はそうではありません。

融資実行のタイミングは、引き渡し前後になることがほとんど。マンションの場合であれば、契約から融資実行までのタイムラグはそれほどありませんが、一戸建ての場合、建築状況によってはかなり期間が空いてしまうこともあります。

この間に、融資を受ける人の状況が変わる(転職など)と、条件変更となって再審査を受けなくてはならなくなる可能性もありますので、そういった際は事前に金融機関に確認をしておくようにしましょう。

基本的にこの期間は、新たなローンの借り入れや転職・退職などは控えておいた方が無難です。

また、金利についても勘違いされていることが多いのですが、借入金利は「契約時点」での金利ではなく、融資実行時点での金利が適用されることになります。

場合によっては、契約した時よりも金利が高くなっている可能性もある(総支払額が多くなる)ことを頭に入れておいてください。

 

■融資実行後は?

融資が実行されたら、後は完済に向けて月々の支払いを続けていくだけ…ではありません。忘れないようにしたいのが確定申告です。

「住宅ローン控除」制度を利用するためには、確定申告の際に控除申請をしておかなければなりません。

住宅ローン控除は、正式には住宅ローン減税という制度で、ローン利用者の金利負担を低減するためにできたもの。毎年の住宅ローン残高の1%が、10年間所得税から控除されます。さらに、所得税だけで控除しきれない場合は住民税からも一部控除されます。

サラリーマンの場合、確定申告が必要なのは1年目だけで、それ以降は年末調整してもらえます。1年目の申請は忘れずにやっておきましょう。

※記事掲載日2016年8月現在の情報となり、状況が異なる場合がございますのであらかじめご了承ください。

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